あらすじは映画.comから。2013年作品。
「ショーン・オブ・ザ・デッド」(2004)、「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!」(07)のエドガー・ライト監督と主演サイモン・ペッグ&ニック・フロストのトリオが、母国イギリスを舞台に描くSFコメディ。20年前、一晩で12軒のパブをめぐる「ゴールデン・マイル」に失敗したことが忘れられないゲイリーは、再挑戦するために当時の仲間アンディら4人を集め、故郷ニュートンヘイブンに舞い戻る。やがて5人は、町の人々の様子がおかしいことに気づくが、戸惑いながらもひたすら12軒目のパブ「ワールズ・エンド」を目指して飲み続ける。
「サイモン・ペッグは愉快だなーガハハ」などと今年の春にDVDで見た。先日マッドマックスを見に行ったときのこと、トム・クルーズがなんかまた自ら大変な目に遭いに行く映画の予告が流れ、そこに頼りなさそうな相棒役として頭髪がうっすらとしたイギリス人男性が登場している。おやまぁサイモン・ペッグじゃないですか、あの人、ミッション・インポッシブルに出てるような俳優さんだったんだー、知らなかった!
と思って、Hulu でたまたま「ショーンオブザデッド」をやってるのを見て、昨夜早めにオフトゥンに潜り込みながらiPadで見た。あらすじは同じく映画.comから。
突如として街に出現したゾンビの大群から恋人を救うべく立ちあがったダメ男の奮闘を描き、低予算ながらイギリスで大ヒットを記録したゾンビコメディ。(後略)
制作費 $6.1 million、興行収入 $30 million、痛快だねー!
ゲラゲラ笑いながら見終わりましたが・・・
この人達、10年前に作った映画と同じ映画をまたつくってる!!!
すごいねーゆるぎないねー。この町山さんの解説が読めてすごくありがたい!
【miyearnZZ Labo】町山智浩映画解説 『ザ・ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』
エドガー・ライト監督・サイモン・ペッグ&ニック・フロストの3人はアメリカ映画に憧れていてそのオマージュみたいな映画ばかりを作っているんだけど、なんかそのバカバカしさがですね、もうたまらなくてね。「ショーン・オブ・ザ・デッド」は「ドーン・オブ・ザ・デッド」のパロディで、主人公の名前が「ショーン」。デブのダメニート(ニック・フロスト)とルームシェアしてる家電量販店店員のショーン(サイモン・ペッグ)、いつもソファに座ってビール飲んでゲームしてタバコ吸ってる。「いつもデートの場所がパブってのはどういうことよ!!」としっかり者の彼女のリズにキレられて、「わかった!明日はディナーしよう、な?」といった翌日、街にゾンビがやってきた! まぁ大変!
彼らが憧れてやまなかったアメリカ映画で、ダメニートと冴えない中年さしかかりマンが「これじゃダメだ」と思いつつもやっぱり小さく小さく堕落した暮らしを続けてるお話、私も「テッド」っていう映画で見たよ、ダメ男子の逆輸入だよ。そのシーンは同じ構図で(ソファもとても似てる)テッドから彼等に対するオマージュかと思っちゃったくらいよ。
アクションがもっさりしていた「ショーン・オブ・ザ・デッド」も、「ワールズ・エンド」になるとキレッキレになっていて見ていてすごく愉快痛快。イギリス人がこんな機敏に動けるはずがねぇー、カンフーの仕込みが入ってるでしょー、とビール飲みながら見る映画、イギリスのビールじゃなくて私はアサヒスパードライ原理主義なんだけどね。アホ映画だけどイギリスの町並みが綺麗でそこがまたよいです。
「ドーン・オブ・ザ・デッド」は今日話していた「ゾンビ(原題「ドーン・オブ・ザ・デッド」)」のリメイクなんですよ。ショーンはイギリスならではで軒下を逃げ回ったり、最後はホッコリするいい映画でした。
うん、おまえらちょっとビールから離れろ!ってあたりが大変よござなしたね。ホット・ファズを早くみたいー。