松茸をなお松茸を里の宿

昨日は句会でした。

松茸をまた松茸を里の宿

決算を終えて朝(あした)のサフランや

青蜜柑寝巻の母の枕辺に

今回は素直によいものが作れたと思います。先生も点を入れてくれました。


先日NHKのワイルドライフという番組で、カナダで大量発生した紅鮭の生まれた川への帰還、産卵、そして死と未来への再生についてのドキュメントをやってた。落ち着いたよい声の女性のナレーションで、あとでクレジットを見たら井上あさひちゃんの声だった。あさひちゃん、いい!! 

さて大量発生し嫁不足に陥ったオスの鮭は獰猛且つ狡猾になり、別のカップルの産卵に便乗して「おっ、産卵なう? じゃ、俺も」とぶしゃーと精子をぶちまけるのです、少しでも自分の子孫を残そうと必死なのです。

お嫁ちゃんのために産卵スペースを作ってあげてたオスも、「俺のヨメじゃぁぁ」とジャイアンみたいな別の鮭に顔を噛みつかれ(顔を!)、尾で蹴飛ばされ、ボロボロになり、お嫁ちゃん鮭は「あー、なんか・・相手間違ってたみたい、ペッペッ!」と強いそのジャイアン鮭とカップルになるのです。ひどい! 捨てられたその鮭は、さきほどの産卵便乗鮭になることもできず、ウロコはぼろぼろになり傷つき命も絶え河畔に流れ着き白頭大鷲においしいところだけ食べられ、あとはうっちゃられて数ヶ月でバクテリアになり、次の世代の成長を促す貴重な食料となるのです。

 自然って・・・・自然って過酷・・・・

あの鮭の苛烈な命の戦いを見たら、人間のがよっぽど楽なのではないかと思ってしまいましたよ。その時間帯、出前のお寿司を食べてたんだけど、とても複雑な思いでイクラの軍艦を眺めたものです。あぁ君ら、鮭のこどもたちよ!!! 

妄想おねえさんのお寿司屋さん [4.イクラの軍艦](単品)

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