なにごとのおはしますかはしらねども かたじけなさになみだこぼるる 西行/伊勢鳥羽桜井近鉄の旅


伊勢神宮

神宮のお庭の鳥、鳥は綺麗に撮影できたけど、背景がひのい

石舞台古墳

飛鳥寺にて釈迦如来

写真撮影OKの気さくすぎる寺院!

聖☆おにいさんのブッダにちょっと似てる・・・・

飛鳥寺のとなりの民家の柴のイブちゃん☆

飛鳥寺は蘇我氏の氏寺なので、蘇我入鹿の首塚も。

安倍文殊院に立ち寄り、獅子から降りた文殊菩薩さまを拝んできました。
名古屋からるるるー快速みえ号に乗って伊勢神宮へ。翌日は近鉄にのって、奈良の桜井まで。奈良の桜井の安倍文殊院では、ご本尊の文殊菩薩さまを獅子から下ろしてらっしゃるというのでそれを見に。駅前の観光案内所で行き方を尋ねると、「あなたっ、ちょっと足を伸ばせば、石舞台古墳とかも見られるわよ!」と案内所のおねいさまがおすすめになる。JR西日本がつくった桜井駅周辺飛鳥村・長谷寺をカバーした地図が大変よい出来で、おっ、こりゃいい駅に降りたかも?、と早速車を拾って飛鳥村奥の石舞台古墳まで。
 うぉー!!!なんかすごいっ!
 帰ったら、日出処の天子のまとめ読みしたいっ!!!
奈良の風景は、ぜんたいまろやかで穏やかで、6~7世紀から大きく変わってないであろうこの風景を当時の人たちは見ていたんじゃね。そんで「茜さす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る」などと歌っていたわけよね。この歌ってさー、情熱的な恋の歌ということで有名だけど、私から見れば「ちょっとー!!!せっかく人に黙って通じあってるっちゅーに、男ってどうしてこう空気読まないわけ?私たちが外からどういうふうに見られているかちょっと考えてよ!!!ほんっとーに、男っていっつもこう!!」という軽いいらだちを感じてしまう私が意地悪なんでしょうか、どうかちら!!!
石舞台古墳から飛鳥寺までは徒歩で10分ほど。てくてくと雰囲気のいい古い町並みの中を歩いていくと、田畑の中にぽつんとお寺がある。地方の、普通の名もないお寺のような佇まい。しかしそこに入ってみると、そこにおわすは、釈迦大仏像。ぎゃー、これ、歴史の教科書で見たことある!!左側から見ると厳しいお顔ですが、右側から見るとやさしい表情をされている。鼻は高くて彫りも深く、かなりのハンサム。ぼーっと眺めていると、お寺の人がやってきて、「ハンサムでっしゃろー。写真撮っていきなさいよ」と進めてくれる。なんつーか気さくなお寺・・・。「お釈迦さんは、ふっくら描かれていることが多いけど、ここのが一番ハンサムなんじゃないですかねぇー」。私も同感するよ。聖☆おにいさんのブッダもここの仏像を見れば、ちょっと嬉しいんじゃないかしら。
飛鳥寺から徒歩1分のところの田んぼの真ん中に蘇我入鹿の首塚があり、なんというか、そういう事実がすごい。田んぼの、真ん中に、歴史上の人物の、首塚が、そこにずっとあるっていうのがすごい。
飛鳥寺から文殊院までは車でまた移動。快慶が造ったという文殊院の木造騎獅文殊菩薩の菩薩さまは大変きれいなお顔立ちで、これはこれでココロが洗われる。このお寺は華厳宗の総本山なのね。700円の拝観料に抹茶とお菓子がついていて、美味でした。
帰りはまた近鉄に乗って名古屋に戻り、名古屋駅で赤福買って帰ってきました。神々しいものをたくさん見てきましたので、さて、この一年もがんばるぞ、と改めてココロに誓いました。
今回の旅のおともは、宮部みゆきの「孤宿の人」。読み始めると止まりませんなぁ。

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