ギンレイホールで。「Relatos salvajes 」は直訳すると「野生の物語」、それが日本にやってくると「人生スイッチ」に。そういう余計な意味付けをローカルな配給元がしてもいいものなのかしら、どうかしら。「野生の物語」では確かにお客は入らないだろうけれども、うん、入らないよねぇー、入りっこない。
モデルが仕事の依頼で飛行機に乗ると乗客全員が元カレの知り合いだった…。郊外のレストランで働くウエイトレスはお客が父親の仇だと気付いた…。日常のささいなことをきっかけに人生につまずき〈不運の連鎖〉に巻き込まれていく男女を新しい手法でユニークに描いた、全6編のオムニバス・ブラック・コメディ!
2014年 アルゼンチン・スペイン合作映画 スペイン語 122分
製作総指揮:ペドロ・アルモドバル
監督:ダミアン・ジフロン
ペドロ・アルモドバルといえば「♪ボルベーェールゥー」の監督ではないですか! なるほど! オムニバス映画ながら全体に漲るお達者感は、アルモドバル監督のエッセンス由縁のものなのでしょうか。
Wikipediaからもちょっと補足。
アンソロジー映画であり、暴力と復讐という共通したテーマを持つ6つの独立した短編で構成されている。
これはですね、同時上映の「さよなら、人類」よりもぱっきりとわかりやすく、見やすく大変おもしろい作品でした。上のジャケットの一番上のメガネのおじさんのお話、たいそうスカッとしました。真ん中の純白でもないウェディングドレス着た結婚式の話が強烈でした、うふふふ。一番下のイケメンの話は、おぉードライバーのみなさまお気をつけくださいませー。公式サイトのあらすじページが「そこまで書いたら誰も見に行かないのでは?」というほどネタバレ感満載なので、みなさまも前知識ゼロでぜひー。「さよなら、人類」もある意味贅沢な映画ですので、お時間あればぜひ!
「さよなら、人類」と「人生スイッチ」は飯田橋ギンレイホールで今週末2月26日まで!
これ、観たいわ!
私にとってかなりいい二本立てだわ!
行くがよろしい!名画座メソッドに則って楽しい観賞になりますよう!アルゼンチン映画、熱くてよかったですよー。