大試験プロになる子は違うのね/漫画「ベイビーステップ」その2

ベイビーステップ コミック 1-38巻セット (講談社コミックス)

熱血テニス漫画「ベイビーステップ」の続き。

あたしゃこの漫画を読んでどこに感心したかといいますと、恵まれているというわけでもない体格の主人公のえーちゃんが、生まれついての天才どもとしか言いようのないライバルたちとどうやって戦い抜いていくかという緻密な分析と戦略、メンタルを如何に鍛えていくかというところでございます。

全巻通じた漫画のセリフの半分は「この選手はこういう得意技がある、こういうクセもある、球種はこれくらい、球威はこれくらい、他にも強力な武器がある、あ、いま、位置をちょっとずらした、よし次はこっちか。俺にはそんな武器はないけれど、鍛えぬいた緩急つけたテニスと制球でこの試合を勝ってやるぜー」という内容を表したものです。もちろんテニス漫画なので、全巻通じて3/4前後はテニスの試合を描いているので相応の分量ではあるのかもしれませんが、こんな細かいことまで考えないとテニスはできないのか、バカにはできないスポーツだったのか、も一つ言えば弱いメンタルの人間には試合一つもやり終えることができない頭脳戦だったのかー! これを読み終えて改めてナダルやジョコビッチを尊敬し始めたよー!!! 本当にプロ野球選手の誰かが「サッカーはスポーツだけど、野球は娯楽だから何年もやってられるんだよ」と言ってたらしいけど、わたしはそのセリフの意味がよくわかります、ついでに「テニスはスポーツだけど」と言っても差し支え無いでしょう。野球はこんなに考えることはない、クワガタやラジコンのことを考えながらマウンドに立ってもいい、夜の三冠王ゴールデンタイム版・深夜版を狙ってもいい、だけどテニスとサッカーはそうはいかないスポーツだと思います、なにしろ運動量が圧倒的に違うんですもの! 

そしてメンタルのコントロール。負けそうになったとき、どうやってその重厚を飼いならし克服していくか、そのメソッドが丁寧に描かれている。ほほぅ、これは働くみなさんにとっても有用な情報ではないでしょうか。さらにっ、「僕はプロのテニス選手になりたいんです!」と決心した高校生の主人公、自分がどれくらいプロの選手になりたいか、その実現性と今後のスケジュールを資料を取りまとめ両親にプレゼンテーションします(両親は、母親は三十代後半から四十代超前半、父親は四十代前半、若い・・・だって半ズボンなんだもん、半ズボンで息子の試合観戦にくるんだもの・・・)。さらに、「もしかしてプロになれないかも」と弱気になった彼は、「テニスと一生関わるためにはどんな生き方があるか」と最終学歴別マインドマップ的なものを書き出します。たとえば高卒のままで行ったらこういう選択肢、スポーツ推薦で大学に入ったら大学のテニス部を経て卒業、テニス協会に入る、テニスのコーチ(プレイングコーチからメンタルケアのコーチまで4種類書き出してます)、テニスメーカーに入る、テニス関連の報道の仕事に着く、などなどです。これなら食えるし親も納得させられるだろう、とそのA3の用紙を眺めて彼は満足するのです。

 しっかりしてる!! 高校生なのにしっかりしてるっ!!!!

あたいに足りないのは自己を冷静に見つめるマインドマップを描ききる技能じゃよ、とその画面はスクリーンショットにまで撮りました。この作品のようなしっかりした高校生が自分の力で人生を切り開いていく物語を読んだ小中高生が、自分の将来を見つめ、どう描いていくかのヒントになればよいのではないかと強く思いましたよ。

※ジョコビッチもご推薦のミューズリーライフ、まだやってますよ。このドライフルーツ入のが近所のスーパーで在庫切れになることがなく、大変助かっております。うまいかどうかっていうと、まぁイチゴやブルーベリーのベリー系のジャムがあるとよりよいよねってことだけはお伝えしておきます。マーマレードは合いません。まったくもって合いません!

アララ クランチフルーツ&ナッツミューズリー 800g

※今日の俳句メモ:「大試験」は春の季語だよ! 
大試験山の如くに控えたり 高浜虚子

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください