苗を植う四光分の星の上/マーシァン放浪記 映画「オデッセイ」

火星の人〔新版〕(上) (ハヤカワ文庫SF)

レディースデーだったので、3Dで。会議のハシゴのあと駆けこんで見てきた。

監督のリドリー・スコットは今年78歳なんですのよ、78歳、昭和12年生まれ! みなさんの親御さんにもドンピシャの同い年の方はいらっしゃるのではないでしょうか! かくいう主演のマット・デイモンは1970年10月生まれ! 谷繁元信より二ヶ月早く生まれた今年45歳。エンジニアで登場する中国人男性(ベネディクト・ウォン、マンチェスター出身)も同い年! 『マッドマックス 怒りのデスロード』のジョージ・ミラー監督が70歳だってことにみんな度肝を抜かれましたが、リドリー・スコットさんもすごい。

あのひとは45歳でブレードランナーを作ったのですね。45歳で! いまのマット・デイモンの年で、あの作品を残したのですね! うぉぉ、山本昌が45歳で完投勝利・完封勝利の記録を樹立したように、年齢なんて♪らららーらら・らーらー、年齢なんてららーららららー。

さて、この映画のポイントです。

・火星のミッションを遂行する女艦長は「ゼロ・ダーク・サーティ」のジェシカ・チャステイン。半狂乱マイケル・シャノンの奥様役を演じた「テイク・シェルター」がよかったです。マイケル・シャノンのこういう映画をもっと見たいんですけど、今後はどうなのでしょう。スーパーマンになんか出なきゃ良かったのよ!

・NASAの広報責任者を演じたのはクリスティン・ウィグ! 笑えないおひとりさま映画「ブライズ・メイズ」のお姉さんだね! いいワンピースを着用してましたでえー。

・特に力強く、大泉洋のようにして右腕を前に押し出しながらお話したいのは、操縦士を演じたマイケル・ペーニャ。マイケル・ペーニャ史上最高IQの役柄を演じたのではないでしょうか! マイケル・ペーニャといえば、お調子者のヒスパニックを演じてるお気楽な俳優さんというイメージですが、最近は頭の良い、社会からも信頼されている役柄を演じてます。とはいえ、もともと「バベル」とか「クラッシュ」とか「ミリオンダラー・ベイビー」とかにも出てますから、キャリアは十分なんですけれども。

その他、ベン・スティラーの金塊をぶっ潰せとか、マシュー・マコノヒーの腹筋弁護士とか、クリスチャン・ベイル激デブ大作戦とかにも出てます。
最近の役どころでは「アントマン」のお調子者感がすごく好きでございます。うふふふ。すごくいい!吹き替えの声優さんが合ってるような合ってないような感じも含めてすごくいいです、あとあまりにも普通の人すぎるヒーローのアントマンさんがすごくよいのです!
そのマイケル・ペーニャが宇宙ステーション的なものを操縦する時代がやってくるなんて・・・映画ってほんとによいですねー。

火星のロケ地に選ばれたのは、マッドマックス怒りのデスロードのロケ地と同じ場所と聞きます。あちらはたくさんの仲間を連れての戦いでしたが、今回はマット・デイモンが一人で苦難と戦い運命を切り開いていく作品です。あらあら、マット・デイモンってこんなに男前だったのかしらんとちょっとドキドキしたりもしましたわ、谷繁と同い年だけれども。

で、この映画を見たあと、リドリー・スコットで砂漠いうたら「テルマ&ルイーズ」ですがなと思い出した。あれはよい映画。顔と身体しかよいところがないブラッド・ピットのクズっぷりを芯から楽しめる本当に愉快なロードムービー。あの作品を見たあとに、「水曜どうでしょう・アメリカ編」を見るとアメリカンロードムービーをさらに深く楽しめると思いますよ! 勿論、テルマ&ルイーズに「インキー事件」なんてものはございませんけれど。リドリーさんは音楽の使い方が上手いねー。「あー。(自分的には)豪華キャストの予算たっぷりの楽しいよい映画を見たー」と満足できる作品です、みなさまもぜひー。

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