わたしたちはどういう時代に生きているのだろうか/高村薫講演会@まつもと市民芸術館

高村 薫
新潮社

¥ 1,995

(2005-10-26)

 
土曜日に松本で高村薫の講演会を聞いてきました。
茶髪というよりは金髪に近い明るい髪をゆるくひっつめて、さわやかなサマードレスに青色のカーディガンを羽織った小柄でおしゃれな女性なのですが、出てくる言葉は鋭いものでした。
詳しい内容は、主催の信濃毎日新聞の紙面などで確認できるそうですので、ご興味ある方はぜひ。
もう一度、昭和の政治を描いた「新リア王」をあらためて読み返さないとと思いました。
「優秀な科学技術と産業に支えられた日本の繁栄は終わりつつある。このような事態になり、私たちの未来がどこに向かっているのか足元がゆらいでいる。だからといって思考停止してる場合じゃない。時代をひとつの織物としてみると誠に混沌としているが、ひとつひとつの織り目はしっかりとしている。政治、経済、国際情勢、郊外の荒廃、戦後の歴史観のゆらぎ、など。
個人の歴史観を持ち出す公人が多すぎる。情緒で政治を語るな。原発事故以来の「国土強靭化計画」とはどこからでてきたのか。目の前の事象を言語化できなかっただけではないか。そしてその政治家を選んだ有権者も、結局はなにも考えていなかったと言わざるを得ない。
少子化社会も高度に発達した文明社会のひとつの帰結だと思えばそれもアリではないだろうか。過去からのストックを大切にし、誇りある社会を維持するだけの経済成長を続ける、そういった低成長文明国のひとつのモデルになれるのが日本なのではないでしょうか」
他にもいいこといっぱい言ってたのだけど、要約するとこんな感じでした。
90分みっちりと! いやーもー高村薫のどっぷり・つゆだく地獄、しあわせでしたー。

2 COMMENTS

いち

今、信濃毎日新聞のサイトを見に行ってきました。
すぐに欲しい情報に飛べるタグのところに、
「高校野球」「サッカー」「温泉」「観光」とあり、
「そば」があるんですね。
さすが信濃(と言っても他にも美味しいものいっぱいですが)。

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スガ

サッカーは、J2の松本山雅とJFCの長野パルセイロがいるからね。この前、松本山雅がホームでやっと勝ったのよー。信濃毎日新聞の一面のかなり大きな面積をしめて報道されていました。
まつもと市民芸術館は、小澤征爾さんのをやるところだね。町中のかわいいデザインの建物でした。

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