2007年に翻訳された本なので内容が古いのと、またアメリカのファイナンシャルプランナーの書いた本なので諸々の事情が違っている。本書の8割が「いま、あなたが持っているクレジットローンをとっとと返すのです! 話はそこからよ!」というテーマで描かれています。アメリカ人・・・そんな放埒な経済観で大丈夫なのかい!? 2022年のいまもそういうメンタリティなのかい? こんな放埒な財政観で生きていたら、コンマリメソッドがさぞかし新鮮に、正しいものとして目に写ったことでしょう。
そんなわけで土台から異なっている国で書かれた本なので、あまり参考にならないのですが教訓もいくつか。
お金を使うときは、自分の気持ちに嘘をつかない
詳しくは本書を読んでいただくとして、これはわかる。買った瞬間から「買ったはいいけど、これ、そんなに使わないよね、活躍しないよね」な気持ちに落ち込む経験がたまにあったりしませんか。私はあります。
「なんか調子にのって1アイテム余分に買っちゃった」的な! 「Twitterでバズっていたのでノリで買っちゃった」的な! 「バーゲンで安くなっていたから買っちゃった」的な! 「本当はこのタイミングで豪遊する余裕なんて1mmもないのに、誘われたから断れなくて」的な!
そういうときはお財布をバッグに戻して、その場をUターンすること。
節約を心がける
節約じゃないんですけど、わたくしはこの数年、冬はユニクロのメリノウールの黒のVネックのセーターをずっと着ています。買い足したり、入れ替えたり、他のブランドで買うときも同じです、ゲージの細いウールの(できればメリノウールで)、黒いVネックのニットを必ず選びます。着ていて気持ちが落ち着くし、首が長く見えるし、扱いも手慣れたもんですし(干し方失敗して型崩れしたらアイロンの蒸気で補正する などノウハウも!)、着るもので悩みたくないがゆえ、悩む時間を節約してるのです(多分)。
なので、私が通っている歯医者や動物病院のひとたち、ひいてはお取引先の方、ビデオ通話でたまにやり取りする姉・親族、きっとみなさん「いっつも同じ格好だなー」って思ってらっしゃるんでしょうけど、同じ形のセーターが5枚あって、それを着回しているからなんざますよ、その中にひとつ「当たり」のプラダがあります(プラダのセーターはとてもよい染と糸のニットですが、このレベルのギリギリまで攻めてくるユニクロのメリノウールってすげえなって打ち震えることもできます)、憶えておいてちょうだい。
年の生活費×20年分の金額が用意できたら、MMFなど絶対に安全な場所においておく
絶対、安全な、場所、、、それがわからないから苦労しているのですよ。ねぇみなさん?
2022年もよい貯金を!