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夏トマム母の実家によく似てて/一泊二日トマムリゾート泊・雲海テラスツアー/星野リゾート国盗り物語

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星野リゾートってお高いざましょ。私は家族が軽井沢の星野リゾートで、まだ星野リゾートという名前のない時期に結婚式をあげていたこともあって、個人的にはとても馴染みのある気分で接している施設なのですが、昨今はブランド力が高騰し、お値段も「あれ、星野リゾートって名前が付く前はまだお手頃だったのに」てなところもちらほらとでてきて、しばらくお世話になったことがございませんでした。んがしかし、「今年こそ初夏の北海道を!」と宿を探しているときに、「あら、こんな価格帯でもよいのね?」というお値段でお宿が出ていたので飛行機と一緒に予約、そしてこの週末にひらっと行ってきた。ツイッタもネットも断って、でもiPadのKindleでゴールデンカムイをずっと読み続け、この試される大地で繰り広げられたロード・ムービー兼ラブ・ストーリーをいつかどうにかみなさんと読み分かちたいなどと考えながら。

星野リゾートトマムってこんな場所にあります。
旭川空港から2時間、新千歳空港から1時間半。

住所は勇払郡占冠村。1970年代には3000人近く村の人口もあったけど、いまでは1400人までに半減している過疎の村。1983年に宮城県の不動産会社関兵精麦が開発したアルファリゾート・トマムが開業し、おりからのリゾートブーム・スキーブームに乗ってじゃんじゃん隆盛していきますが、バブル崩壊とともに客足が遠のき徐々に衰退、ホテル事業繁忙期の水不足を解消するためトマムダムの建設も計画されますが、1998年、とうとう自己破産。施設は村が買収し、ルスツリゾートなどを所有する加森観光に無償貸与し運営継続。2003年、アルファリゾート・トマムの開発業者・関兵精麦が民事再生法申請、翌年には星野リゾートが関兵精麦所有分を買収し運営開始、2005年加森観光が占冠村所有分の運営契約を解消し、星野リゾートによる本格的な全面運用が始まったそうな。

洞爺湖を開発したカブトデコムとか北海道拓殖銀行とか山一證券のこととかあの時期のいろいろな出来事が一気に去来しつつ、しつつも、お値段以上のお味のワインを一本空けながらのんびり滞在してきましたよ。ふふふ、面倒くさい客だね☆ 占冠村としては星野リゾートにきてもらって本当によかったよね、開発されるだけ開発されて、道は開き、駅も開き、なにかと便利になったかもしれないけど、山は削られ土地も削られたくさんの人がやってきて帰って行き、いつか建物に灯りがつかなくなり、寂れるだけ寂れ、「ごめん、景気悪くなった!」って放置されても困るよね。そこにブランド力と発信力のあるホテル会社がやってきて、なんとか息を吹き返すことがでいてよかったよね。

星野さんってばあんな淡白な佇まいですけど、いうなれば平成の日本のトランプさんみたいなものですよ、大したものよねぇー。星野さんは「インバウンド、インバウンドとみなさん、浮かれていますが、外国の人たちが、中国の人たちが、あっさり来なくなる日はきっとやってくる。国内のお客さんをもっと大事にするべきなんです」とずーっと主張されている、えらいと思う。さすがだと思う。

しかしホテルで目につくスタッフの人達が全員二十代で、なんだか労働集約型産業の生々しい姿を見せつけられたような気も。この中の子たちの何人が幹部候補生になっていくのかしら。

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さて、夏はゴルフ、冬はスキーくらいしかすることのないリゾートホテルに、もうひとつ目玉を持ちたい、と従業員一同が知恵を絞って作り上げたのが「雲海テラス」。みなさまもうねうねとした雲海をシャレオツなテラスから眺めている人々の写真をみたことがございますでしょう。画像検索の結果はこちらから。朝4時からゴンドラが動き出しトマム山山頂近くのテラスに客を運び上げ、運がよければご来光と雲海という大自然のコラボを楽しめるというものです。雲海の発生率は一年で3割。以外と希少な自然現象をコンテンツの核に据え置いちゃったのね。また、いまは夏至の時期、北海道の日の出は早く、私が行ったときはゴンドラとともに太陽が登るという感じだったけど、ご来光と雲海をともに楽しむなら7月8月の滞在がよいみたいです。

雲海テラスが生まれた経緯についてはこの辺に詳しく紹介されているみたいです。

雲海テラスは、二子玉川にありそうなおしゃれなテラスで、カフェや小さな絵はがき屋さんも併設。朝ヨガなどもできるようです、星野さんいちいちシャレオツ☆ わたくしは軽食を食べながらテラス席の眺めを堪能したのち、山頂へ、立て看板には歩いて片道500m とあり、歩み始めると「あれ、500mって結構距離あるのね」と気が付かされる。ゆっくり歩いて往復40~60分。山に入ったのは私が一番乗りでしたが、途中で別の足の早い女性に先頭を譲り、彼女とは山頂で合流。google map を見ながら「あの山なんでしょうか?」「なんて名前でしょう、私も今日初めてきたばかりで」「私もなんですぅー」と盛り上がり、雲の下にまるごと沈められた十勝・上川の景色を堪能することができました。太平洋側に伸びる日高山系や、大雪山連峰の旭岳や十勝岳、トムラウシ山、大雪山と思しき山々が、雲の上に頂を見せてくれます。しかし、山容と山の名前が一致しないぃぃぃー! まぁいいや。朝の雲海が楽しめる山は日本中にたくさんあるけれども、このスケール感はちょっと他の土地では味わえないかも。

つまりはこういう眺めなんですもの。

トマム山はたった1239mの山ですが、雲海が出るような早朝の時間帯に山頂近くまでゴンドラでどんぶらこっこと運んでもらって、ちょっと歩けば30分弱で山頂に到着でき、「いやー、海ってどっち?」ってなくらいに広大な土地を眼下におさめ、ついでにご来光を拝めるなんて! 楽ちん早朝登山の聖地として記憶していただきたい! 

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ゆったりコースのリゾナーレトマム。なんかね、聞いた話だと、1フロアに4つのお部屋しかなくて、そのそれぞれが100平米、窓際に小さいお子さんなら家族全員で入れるジャグジーのでかいお風呂、お父さん専用のサウナ、「もー、お父さん、汗はながしてくださいよ!」って時にも使えるシャワーブース、自宅より広いリビング、自宅より広いベッドルームがあるリゾート型スイートルーム。ワイン2~3本持って、2泊3日の池波正太郎の真田太平記祭りをやるのに最高ね! 秋口くらいにやろうかしら、どうかしら! 津軽の錦水でもいいんだけどね、いっひっひ。

ご家族で、お友達同士で、ワイワイ楽しめるお買い得物件のザ・タワー。ツインルームからファミリールームまでご用意しております。飲食施設は、星野リゾートトマム内に多数用意されてるので好きなところで好きなモノを食べるがよい。こちらはトマムと検索すると必ず表示されるモザイクタイルみたいな建物のほうね。ご家族で、恋人と、お一人旅で、みなさまもぜひー。

青い池も見てきたよ。iPhoneのあの壁紙写真に採用されたカメラマンさんの白石健人さん、やっぱりすごい腕なのねぇと関心しながら。

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