海嶺を読んでる最中に、Amazon のKindle 日替わりセールで小学館版の「氷点」がお得になっていたので上巻を購入。主人公の「辻口」の「辻」は二点之繞(しんにょう)で、その「辻」の字だけがゴシック体で書かれており、均整のとれた明朝体の文章の中でその文字が出てくるたびにガックンガックンとなり、「学習雑誌の小学館さん、これじゃダメじゃーん、だめじゃーん」と叫び、下巻は角川版を買ってみた。よし、こちらは二点之繞も綺麗な他の文字と同じ字体!
ちょっとロリコンのケがある大病院の経営者兼筆頭ドクターのお父ちゃん辻口敬三、その妻・夏枝は元祖美魔女、しかも若干勘違いしてるところがあり面倒くさい、息子の徹は絵に描いたような優等生、養女であることを伏せて育てられている陽子はますます賢く美しく育っていき・・・旭川を舞台に繰り広げられる裕福な家族の物語。結末までノンストップで読み進めることができるおもしろさ! 旭川っていいところよね。私、北海道の中では旭川空港と女満別空港が好きよ。昭和三十年代の地方って豊かだったよなーと思いながら読みました。
感想は『美魔女ってめんどくせー!!!!』です。普通に年取ろうよ・・・