新潮社の季刊誌「yomyom」に連載されたはるな檸檬氏の読書遍歴エッセイ漫画。最初は「こんなゆるくてすみません、でへへへ」という雰囲気で始まり少々迷走するのですが、「自分がこの連載でなにを書くべきか」ということにヘレン・ケラーの「WATER!」並にドガシャーンと気が付いた中盤から精度があがっていきます。読み終わったあとは一人の女の子のありのままのキラキラとした成長譚として十分な手応えを感じることができます。
紹介されているご本は、私も読んだことがあるものも含まれていましたが、世代が違うとまた受け止め方も違い、あわわなるほどなるほど(はるな檸檬さんは、私の「あわわ」が「オヨヨ」なんですね)。特に読んでみたいと思った本をここにリストアップしておきます。これから読むべき本が見つかってちょっと楽しみ。