野球と俳句と着物と旅と仕事と猫と酒

プロ野球2018 キモノの国のエクソダス

旅ゆけば

光琳図見むと縫ひゆく庭の梅 駒沢たか子/圧倒的建築!MOA美術館で尾形光琳の紅白梅図屏風を見てきたお話

投稿日:

富士山を降り、湯河原から熱海へ戻り、熱海駅からはMOA美術館へ。宗教法人がやっている美術館だというので、いままで少々敬遠しておりましたが、昨年リニューアルし、炸裂する展示技術を見やがれと各種雑誌などで目にしており気になっていたので、足を伸ばしてみましたの。

「うわぁ宗教・・・せかいへいわ・・・」な壮大なエスカレーターを7つ登り、ようやく美術館エリアに到着。シックなデザインの展示室では、作品にまっすぐ対峙できるよう映り込みのまったくないガラスで覆われています。その近くまで目を近づけても、手で触れるまでそのガラスがつくる隔たりに気がつくことができないようなガラス。たまにふわっと白い曇りがあるなと思ったら、別のところでゴツンとおでこをぶつけているご婦人がいたりする、あぁあれはそういう人がつけちゃった皮脂なのか。そんな存在感のないガラス。こんなガラスがこの世にあるのかと驚きながら、国宝級やら重要文化財がしれっと並ぶ展示を見ていくと、梅の季節ということで、尾形光琳の紅白梅図屏風が展示されておりました。

えぇ、びっくり。え、これ、こんな広いスペースで、ほぼ貸し切りな状態で、作品と向き合ったりしちゃっていいの? 館内は撮影自由で、フラッシュと三脚だけ禁止、なんて太っ腹な美術館なのでしょう。入館料1600円は、この建物やお庭全体を楽しむ動のアトラクションと、じっくり美術作品に向き合える静のアトラクションのニ要素から構成されているんだなーと思うと、すっごいお手頃な感じがします(熱海駅の観光案内所に割引券が置いてあったりしますし)。

海を眺めることのできる天井の高すぎるカフェも気持ちいいし、館内をうろうろしているだけでも楽しい。本館の設計施工は竹中工務店、天国にうっかり行っちゃいそうなエスカレーターは鹿島建設。望外にゴージャス且つ荘厳な建物のなかにいると、あぁ金持ちの無害な宗教家って方は、一世代に二三人いてほしいものですなーなどとも思う。ゴーのジャス、出し惜しみないなー、やるなーと感動しつつ、新大阪発のガラガラのこだまに乗って、アサヒスパードライと格別なマリアージュを奏でる鈴廣の笹かま・明太子味をむしゃむしゃしながら東京へ戻りましたとさ。幸せ。

-旅ゆけば

Copyright© プロ野球2018 キモノの国のエクソダス , 2018 All Rights Reserved Powered by STINGER.