花咲くアーモンドの頃に/ミュンヘン旅行総括

今回のミュンヘン旅行で(まだ話してる)ミュンヘン空港に着陸し、市内に向けてバスで移動していると、道路脇に糸杉の並木が見えた。これはーゴッホ先生が描いた糸杉ではありませんか。へーほーふふーん。添乗員の女性が「先週まではすごく寒くてダウンジャケットが必要でしたが、今週になりぐんぐんと温度があがり」と説明してくれている。そうか、この地はいま春になろうとしているところなのね、となると、うっかり桜とかアーモンドの花とか見ることができたりするのではないかしら。

ゴッホ先生の「花咲くアーモンドの花」という作品がありますが、彼が生まれたオランダ国は隣の国ですし、彼が暮らしたフランスも近所といえば近所ですので、アーモンドの花が咲いてないか探してみました。そのものずばりの花は見つかりませんでしたが、バラ科というか桜の仲間の花が咲く木をいたるところでみることができ、それはそれは美しい風景だったのです。ほんとに、リンドグレーンのりんごの木の妖精はいたんですよね、という思いに。

 

夜、ホテルの窓を開けていると、ナイチンゲールのかわいらしい鳴き声が聞こえてくる。夜が明けるのを待っていると、遮るもののない広い広い空が薄桃色に染まり、欧州の空の上を飛び交う旅客機の飛行機雲がいくつも交差していく。隣のホテルの庭に咲く淡い色の桜が満開に咲き誇っている。遠くの広大な畑は菜の花で黄色に染まっていて、銀色の美しいドイツの車が何台も何台も走っていく。

春から初夏へ急ぎ足で変わっていく数日に偶然居合わせることができた私は、美しい春の夜を、朝を、昼の日差しを、大きな夕日がつくる夕刻を、存分に楽しんできたのです。

ミュンヘン、すごくいいところ。のんびりしてるけど都会で、街は小さいけど駅前にgoogleやsalesforceのオフィスもあったし、ベンツのどでかく近代的なショールームもある。観光客には優しいし、だいたい税込表示だからレジに行って驚くことも少ない。美しい公園もあるし、自転車レーンは整備されているし、みんなかわいい犬飼ってるし、滞在中、猫を一度しか見なくて身悶えたりしたけど、ほんとにいいところ。

また行きたい。でもこんな奇跡みたいに美しい天気に、次も巡り会える保証はないけどね。

 

そのミュンヘン市内、誰も歩きスマホしてないの。素晴らしい。だって、石畳がボコボコで、自転車がビュンビュン走る自転車レーンと隣り合わせだからね、命にかかわるからね!!! それ以外の椅子があるところではみんな薄っぺらいあの板に夢中になってるけどね。日本の歩きやすい道路そのものが歩きスマホを助長してるんですな、よいことというかわるいことというか。

あとトイレがどこでも有料なので、小銭が必要なのには面食らった。1ユーロとか0.5ユーロとかだけど、小銭がないとやっていけない。ただなのは乗り物の中のトイレと、ホテルとレストランの中のトイレだけくらいじゃないかしら。両替機があるトイレもあるので、でもその両替するための小銭が必要だったりするので、クレジットカードだけで暮らせる社会ってわけでもないです。

 

さて、これにてミュンヘン話、終了です。長々とおつきあいいただきありがとうございました。楽しかったミュンヘン旅行!(楽しかったミュンヘン旅行!)

 

二泊三日の宮古島と同じ荷物・・・もうひとつ大きくしてもよかったわねー。

 

RIMOWA リモワ TOPAS トパーズ BUSINESS 40" MW 4輪キャリーケース ビジネストローリー Silver シルバー 26L 920.40.00.4/932.40/923.40.00.4 [並行輸入品]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください