処暑の雲M:i:IIIを見返した/映画「ミッション・インポッシブル3」(2006年作品)」

M:i:III(吹替版)

ミッション・インポッシブル6にあたる「フォールアウト」で、トム・クルーズのスタントなしのアクションっぷりが大変に常軌を逸していたので、過去はどうだったのかしらん、この作品で再登場してきたトム・クルーズの元嫁ジュリアとはどんな関係だったかしらんと見返してみた。アマゾンプライム・ビデオで見て、途中からは録画していたのを思い出したので大画面で。

監督:J・J・エイブラムス 

そう、わたしたちが「LOST」に夢中になっているときに彼はこの作品も関わっていたのですね。しかしあの最終回、一体なんだったのでしょう、久々に「LOST オチ ひどい」で検索し、「そうそう、あのときのわたし、あんな気分だった!!」と憤慨し直したものです。

悪役:フィリップ・シーモア・ホフマン

このときの彼は三十代半ば。三十代半ばとは思えぬ堂々とした悪役っぷりで素晴らしい。007スペクターで敵役を演じたクリストフ・ヴァルツ、えぇえぇよかったんですけど、正直もっと悪であってほしかった、なんてぇことを思い出したりもした。あんなに早く亡くなるなんて・・とさめざめとした気持ちで演技を見守りました。

情報担当ベンジー登場!

サイモン・ペッグがチームのオタク担当として登場していますが、この回から生まれた数々のお約束シーンの誕生に目を細める。
しかしながらこのときのサイモン・ペッグ、ビール太りが過ぎています。むっちりしてます。ほんとにこれじゃただの運動不足のオタクじゃんって感じです。今くらいの体重がよいですね。

ロケ地

ベルリン、ローマ(イタリア)、バチカン、上海、西塘(浙江省)、ヴァージニア州、カリフォルニア州。さっきまで上海の都市部で暴れていたのに、ビルを出たら80km離れた浙江省の西塘水郷古鎮の街の中という不思議! あるあるー、映画にはよくあることじゃて。

お約束シーン

高いところからロープ一本で降ろされたトム・クルーズが地面に水平にぴたっとなるシーンは、バチカン市国で。

3Dマスクで変装するシーンもバチカンで。トム・クルーズはフィリップ・シーモア・ホフマンに変装するのですが、その変装されたフィリップ・シーモア・ホフマンがぽっちゃりした体でトム・クルーズばりの機敏さを見せながら天井裏を這い回ったり、狭い通路を走り抜けたりしているのです。いやいやいや、そういう役どころじゃないでしょうにと思いながらもニヤニヤしてしまうよい場面です。素晴らしい。この人、アクションするんだ、あぁほんとうになんで亡くなってしまったの。

道がわからなくなったトム・クルーズを、ベンジーが端末の地図を見ながら誘導するシーンは浙江省でした。

 

トム・クルーズは知らなかったのです、まさかこの作品が、超人トム・クルーズのアクションドヤ映画ではなく、サイモン・ペッグの成長譚となっていくことを・・・・なーんてことを、見終わったあとに思ったりしました。ベンジーが出世して、イーサン・ハントと対決する日がくるとよいー。そのときが、トム・クルーズのライフワーク「ミッション・インポッシブル」シリーズ終了のときですよ。

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