ダンジョン&ドラゴンズ
原作知らないけど、各所で評判がよかったので見てきた。一難去ってまた一難のRGPファンタジーアクションコメディ映画。悪党ではあるけれど殺させるほど悪くもない悪役をヒュー・グランドが演じてます(モーリスの日々はどこに)。セックシーな聖騎士ゼンクが最高、うちの猫のお婿さんにどうかしら!
本作は水曜日の映画お安いデーに字幕版を見ましたが、訪日客でいっぱいだった。そ、そうかーー、映画が安いってバレちゃったかー。外国人旅行客にしたら400~500円くらいの感覚で、ゆったりしたふかふかの椅子で映画を見られて、しかも雨降ったりして観光もできないときなんかはいい時間の潰し方でしょう。
しかし、ただでさえ混雑してるのに重ねて混雑してる。これからは訪日客も見そうな外国産の映画は吹替版を見に行くことにする。
新田次郎「聖職の碑」
大正時代に起きた木曽駒ヶ岳大量遭難事故を題材とした作品。1978年には鶴田浩二主演で映画化されました。
装備の悪い時代に起きた悲劇で、しかも彼らが一晩明かすはずの山小屋は何者かに燃やされており、気象予報もいまほど正確ではなかったため、登山前に懸念していた低気圧は台風に発達し、屋根のない小屋で身を寄せ合っていた彼らを冷たい雨で濡らし尽くし、強風で冷えさせ、校長1名、青年団1名、生徒9名を失う事故となったのです。「こんなところにいたくねえ!」と子どもたちを見捨てて山小屋を飛び出した付添の青年団のひとたち、そのあとの人生は重苦しいものだったことでしょう。
ヤマケイオンラインにこの事故のことが詳しく紹介されています。ご興味ありましたらぜひ。
「聖職の碑」の教訓を風化させてはいけない!!
台風と低体温症の恐ろしさ山岳気象遭難の真実~過去と未来を繋いで遭難事故をなくす~
いまはスマホもあるし、GPSもあるし、ゴアテックスもあるし、詳細な天気予報もあるし、登山道も整備されているし、登山届などや山岳救助保険などの環境も構築されている。万全に準備を整え、登山を楽しんでいただきたいものです。
市川沙央「ハンチバック」
話題になっていたので受賞作の「ハンチバッグ」を読んでみた。読後にはわたしの社会への解像度の低さに呆然としました。凄まじい。こんな気迫のある物語を読んだことはない。前情報をいれずにぜひ。
今週の刺繍
新作制作中。50x70px・3500ドットの大作なのではありますが、布面積を大きくしたくなく目の小さいリネン地で作り始めてみたら、やはり目が小さすぎていろいろとミスが起き、いぃぃーーと苦々しい思いをしつつ修復し、ある程度目処がたったと思って遠くからみたら、最初の段階で大きく躓いていることに気が付き、いぃぃぃ、結局、もう一段階大きい目の布で仕切り直しすることに。
仕切り直してからは大変快調です。ふふふふ。