ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日


20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

¥ 2,636

(2013-06-05)

 
ギンレイホールで。
うぉぉぉぉぉーおもしろかったー!!!3Dで見ればよかった!!!
監督は、グリーン・ディスティニー、ブロークバック・マウンテン、ラスト・コーション、ハルク」のアン・リー。グリーン・ディスティニーの夢のように美しいあの映像を思い出した。めくるめくとはまさにあのこと! あのおっちゃんの映画だったのかー。というか、グリーン・ディスティニーつくって、ブロークバック・マウンテン作るなんて、まったくなんて器用で多才な監督さんなんでしょう!
主人公はインド人青年のピシン君、実務的な父、教養ある母に愛され名付けられた名前はフランス語のピシン。フランス語では優雅な言葉なんだけど、地元インドの言葉では「おしっこ」ちゃん。名前でいじめられる彼は、新学期、新しい授業が始まるたびにすたすたと教壇に向かい、級友たちに先手を打つ。
「僕の名前はピシン・モリトール・パテル。みんなにパイって呼ばれてる。円周率のパイだ」
国語、地理と授業は進み、最後は数学、ここでもダメ押しのようにして同じ自己紹介を繰り返し、3枚の黒板にまたがって何桁も何桁も円周率を書き連ねていく。もう誰にも「おしっこ君」なんて呼ばせないぞ、と。
そんなパイ君が、諸般の事情によリインドからカナダに日本船籍の船で移民することになり、これまた諸般の事情でりチャード・パーカーという名前のベンガルトラと太平洋で遭難してしまい・・・・。

ベンガルトラの名前の「リチャード・パーカー」ってどっかで聞いたことある名前だなーと思ってたら、「哲学ニュース」とかのまとめサイトで読んだことがあったのだった。こちらで読むことができます。
http://www.kjsei.net/example/01.html
アバター以来の映像美ということでしたが(アバターのCGってあまり記憶に残ってない)、それをはるかに凌駕する神秘的で美しい海の映像。町山智浩さんいわく「だから、ハッキリ言うと、ナニかやってるような気分になってくるんですよ(笑)」、えぇまぁCGなんですけれども、この制作会社さん、倒産しちゃったというニュースが出ていたのですけれども。
この映画のCG制作に関わった人のブログが見つかったのでこちらも引用。
http://takumikim.blogspot.jp/2013/02/blog-post_25.html
http://takumikim.blogspot.jp/2013/02/rhythm-hues-studios.html
あれはどんな意味だったのだろう、本当の結末はなんだったのだろう、多分そういうことなのだろう、そして少年は大人になり、心の中のトラを手放していくのだろう、などと映画の意味を真剣に考えたり熱狂的な気分になっちゃう映画でしたね。町山さんの解説も面白かったのでこちらもぜひ! 
町山さんのTogetter
http://togetter.com/li/446808
ラジオ「たまむすび」での解説
http://machiokoshi666.blog.fc2.com/blog-entry-42.html
猫ちゃん派の人は全員見ておくとよいと思うよ。おもしろかったー! ハフハフ! 3Dでもう一度見てみたい! おほほ、うちのリチャード・パーカーったら、などと。

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