年末に沖縄旅行した姉家族。その姉から正月に「わが息子(私から見ると甥っ子)の卒業祝いに欧州旅行をさせてやりたい、つきましては旅慣れているであろう三女(私)や、どこかに連れて行ってくれないか」と打診があり、「えー。めんどくさぁいーーー」「飛行機とホテル代は出すよ?」「行きます」というやりとりがあり行ってきました、JAL直行便で行くフランクフルト現地四泊五日の旅。
目的地はいろいろ悩んだんだけど、物価がそこそこ安く、そこそこ観光地だけど人が多すぎず、日本から日本の航空会社の便で直行便が出ているところのフランクフルトを目的地にした。いろいろ探してる最中、昨年ミュンヘン旅行でお世話になった算数の苦手な旅行代理店がこれまた算数が苦手なプランを放出してくれて、よっしゃよっしゃと申込み、しかも「規定の帰国便が満席です、料金変えないからもう一泊してください」と連絡をよこし、あぁまたもや算数が苦手な代理店、この会社の明日はどっちなのかしらと心配しながらも「乗った!」と条件快諾、ツルッと行って帰ってまいりました。
現地で中三日あったわけで、前からやってみたかったヨーロッパ乗り鉄の旅を今回思い切って敢行。毎朝始発のドイツ鉄道「ICE」に乗り、ベルギーに行きアーヘンとケルンを回ってフランクフルトに戻り、スイスに行ったついでにフランスを回ってフランクフルトに帰り、最後はシュツットガルト日帰り一日観光もするという充実の旅。始発で出発し、夕方帰ってきて、現地時間の8時か9時にはバタンキューし、翌朝4時か5時に起きて6時台の始発に乗ってまた次の目的地への繰り返し。
ホテルは、フランクフルト中央駅から徒歩1分の交通至便すぎるちょっと治安の悪そうな通りにある安宿。ザ・ヨーロッパ中央駅の安宿。でもフランクフルト中央駅のICEのホームまでドアトゥドアで3分って、ちょっと便利すぎやしません? 安宿だけど今回の旅にマッチしていたから全然オッケー!
さて甥っ子という少年は今回が初めての海外旅行。大変な大人メンタルの持ち主で、私が大幅に行き先を間違っても文句も言わない、怒らない、いちいち機嫌が上下しない、本当に姉の子育て力には感心いたしました。食にまだそんなに執着もないようなので、毎回サラダ・ハム・チーズ・パンな食事の繰り返しで、欧州鉄道パスとお土産代を除いて現地で使ったお金も3万円くらい、優秀。
ドイツは花の盛りで、木蓮や山桜、連翹や柳の芽、森や農場・民家の軒先ではスモモの花が満開。日本と同着で春が来た感じ。滞在中はずっと晴れていて暖かく、北海道くらいの気分で警戒して冬支度で来たのに拍子抜け。ドイツの3月下旬は、かくも美しく花の多い春の幕開けの季節だとは思ってもおらず、素晴らしいタイミングに居合わせました。
いやもうほんと、フランスでも桜が咲いてて、どこに行っても花の歓迎を受けましたよ。写真はフランスのストラスブールの駅前広場。この項続きます。