氷点下十度を示す寒暖計


湊屋はんにくまの兄弟をいただきました。
前世は表が赤、裏がチェックのマフラーだったそうです。
夢路いとし・喜味こいしと名付けて我が家で可愛がりたいと思います。
正月はずっと実家におりました。
東京に戻る日の朝、我が家の寒暖計が午前8時で氷点下10℃を示しているのを見て、やっぱり今年は寒いのだわーと改めて認識しました。
その時間で氷点下10℃ということは、明け方は-14℃くらいになっていたはず。その日は昼ごろに2℃まであがり、4時間で12℃もあがったよ、やったね、父さんホームランだよ、という気分にならないわけでもなかったのですが、寒い寒い。
10月終わりに満タンにしておいた100リットル入る灯油タンクが、12月の後半にもう空になったそうです。「あのタンク、一冬もつこともあるんだけどねぇ」とは母の談、わぁ寒い、ほんと寒い、めっさ寒い。
以下、諸々雑感。
紅白:美輪明宏さんの黒づくめの衣装はイッセイ・ミヤケのプリーツプリーズでした。私もあの年代になったらあの洋服をおしゃれな洋服だという定義で着るのじゃろうか。いやーん。
ニューイヤー駅伝:柏原くん、人気者でした。
箱根駅伝:まさかの日体大総合優勝、いや、まさかの、と言ってはいけないんでしょうけど。
柏原くん、往路はテレビで解説、復路はラジオで解説、やっぱりここでも人気者です。彼のこれからの生涯のお正月は、駅伝とともにあるのやもしれません。
天皇杯:ガンバ大阪の2013年はどうなるんじゃろうか。
雪山遭難:今年も雪山での遭難事故が多かったわけですが・・・。この時期、松本に向かう特急あずさの中で、新田次郎原作の「八甲田山 死の彷徨」の映画を強制上映したら多少は被害が減るんじゃないでしょうか。

笹子トンネル:対面通行状態でトンネルを通過しました。やっぱりなんとなく、手をあわせてしまう。
ダブルフェイス:神奈川県警版「インファナル・アフェア」ことTBS・WOWOW制作の「ダブルフェイス-偽装警察編」を正座して見る。「蒼井優の役って原作(インファナル・アフェア)にあったかちら」と思ってたら、あれはアンディ・ラウの結婚相手のポジションでした。なるほど。
物語のクライマックスで、梅ちゃん先生の松岡先生の役どころをすっかり忘れていて、エレベーターのシーンで「あぁーそうだったー!!!」と思いだしたわけです。あの瞬間に、松岡先生が全部持っていっちゃうってのがこの話のオチなのよねー。そして持っていったかと思った瞬間、ホニャララとなるわけでうが、まさかの松岡先生オチ、やるなー(原作が)。
インファナル・アフェア:TBSの放送が終わった瞬間、DVDでインファナル・アフェアの本作を見始める。
2002年香港制作、102分の映画。当時40歳のアンディ・ラウが、ダブルフェイスでの香川照之、同い年のトニー・レオンが西島秀俊役を演じてます。西島秀俊のトニー・レオンっぷりときたらもうあんた生まれ変わりじゃないのかちら、どうかちら、と地団駄踏むレベルですが、それに反して香川照之は・・・いえ、香川照之がイケメンじゃないとか、亀治郎に似てるとか、長友にも似てるとか、長友に似てるってことはキャンチョメにも似てるとか、そういうことではなく、やっぱりもう少々、あのそのあのそのあのその。まぁ香川照之に相当する重さのある若手俳優がおらんっちゅうことなんでしょうかのぅ。
この映画の中で、警官のアンディ・ラウが使ってるノートパソコンがソニーの紫色のVAIO、2002年当時、映画のスクリーンの中におさめてもサマになる(とみなされていた)パソコンだったのです!あぁ、ソニー! その栄光を思い出すのです、「あの紫、ありえない!!!」と当時の私は思っていたものですが。
ダブルフェイスとインファナル・アフェアを見比べてみて、ほんっとーに細部の細部まで原作に忠実に画面を作っていたのだわーと感服いたしました。まぁ102分の映画を、2時間ドラマ×前後編の4時間前後の尺にするわけなので、伊藤潤二とのやり取りとか馬鹿丁寧に描いたり、ヤクザの親分の奥様役として伊藤かずえを登場させたり、小説家志望の蒼井優を登場させたり、小日向文世が香川照之に命乞いしたりして尺をふくらませるわけですが、うん、長いね。この丁寧さが、テレビにしかできないことというのかもしれないけれど。

どうでもいいけど、この映画の話をすると、トニー・レオン派に多数出会うのですが、アンディ・ラウ派は少ないんじゃろうか・・・・。
同僚の女性警官が持ってきた紙コップに入ったコーヒーをアンディ・ラウが右手で持ち、かぷっと口でコーヒーの蓋をあけるシーンで、私はソファにぶっ倒れそうになりました。「クルマをバックさせるとき、左手を助手席にかけて、後ろ向きでハンドル握る男性」とか「仕事が終わってネクタイ外そうとする男性」と並ぶ「ちゃんとした男が生活の中で滲み出させる、なんでかわからんがセクシーな三大場面」の一つとして私の中で刻まれてしまいました。いやはや・・・書いてて恥ずかしくなるわ・・・。
というわけで、みんなも見返そう、インファナル・アフェア!!!
銀座:で、日曜日に銀座のバーゲンでも見ておくかのうと湊屋はんを誘う。年末の彼女の仕事の量を聞いていたらアタマがクラクラしてきた。仕事早いんじゃのう。そこで夢路いとし・喜味こいしのご兄弟と彼女手作りの松前漬けをもらいました。この兄弟、手足が長いから、ハイタッチができるんやでぇ。
松屋のバーゲン:昨年、Y’s で創業40周年記念で作られた、LINTON社のツィード生地を使ったジャケットを買いましてん。「ぐーぬーぬー」なお値段だったのでそのときはジャケットのみ買って、マネキンが着てたスカートはまたの機会に買おう、と思って、松屋を覗きました、ら、その40周年ジャケットの別の柄のも、そのスカートもきっちり残っていました。
そうかー、Y’s とか買う人いねえんだなぁ。。よく見たらそのジャケットを買ったときから、ディスプレイされているアイテムがあまり変わってないような・・・。こういう価格帯のブランドってこれからどうやって生き残っていくんじゃろうか。と心配しつつもそのスカートを買いました。えへへ。
八重の桜:湊屋はんの松前漬けとスパークリングワイン飲みながら大河ドラマ「八重の桜」を。ここでも西島秀俊が!くわーっ! 江戸に出てきて品川沖で黒船を見た西島秀俊が「決めた!」と叫んだあと、「俺は海賊王になるっ!」って言ったらどうしようかとちょっと心配しちゃったよ。奥田瑛二の佐久間象山って結構アリだと思いました。
そんなこんなで今年もよろしくお願いいたします。

早速噛む。

3 COMMENTS

いち

ぎゃーっ、もう嚙まれてる!
この子達は猫に嚙まれるために生まれてきたのか?!

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さよ

恥ずかしながらアンディ派ッす。
yahoo映画であらすじだけ読んで、お、面白そう、と予備知識ゼロで観ました~。
県警ver.は、あまりの流血ぶりに途中であきらめました。
なぜだ、「るろに」は全然平気だったのに…。

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スガ

>嚙まれてる!
なにか難しい字を使った?
「かぷっ」とやっただけで、全然傷ついてないですよ! 大丈夫です!
さよさん、アンディ派! イェーイ! これからもアンディ派として生きていきましょう!
県警Ver. はしっかり流血してましたねー。伊藤潤二が肉叩く棒でやられるんじゃないかというところは気の毒すぎました。あぁチビノリダーや!

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