春光やアメリカ人はビジネスを/映画「タイピスト!」

Populaire

あらすじはWuikipediaから。ギンレイホールにて。

舞台は1958年-1959年のフランス。田舎で父親と暮らしているローズ・バンフィルは、父親から地元の縁談を持ちかけられる。ローズは田舎の町を離れ、ルイ・エシャールが経営する保険代理店の秘書として働くことになる。タイプライターの早打ち以外取り柄のないローズに対し、ルイは仕事を続けたいのならタイプライター早打ち大会に出場すること命じる。そしてタイプライター早打ち世界大会への出場を目指した2人の特訓が始まる。

ちょっと補足すると「イケてる職業・秘書になる!」が女子のひとつの夢の時代。職業婦人になって、かっこいい洋服着て、仕事バリバリやって、うふふ、もしかしたら殿方とのちょっとした恋の期待も!、という時代。タイピングの国際大会も毎年開催されていて、優勝者はアイドル並みの扱いを受けていた、そんな時代のお話です。

「おしゃれなフランス映画ってこういう映画のことをいうのねー!」というお手本のような作品。雇い主のエシャールは当初「おまえみたいな田舎娘、絶対手を出さないから安心しろ!」と言ってるのですが、タイピングの特訓を重ねていくうちにおやおやどうしたことでしょう、そこはほれ男コーチに女選手という組み合わせの世の常、宗像コーチだって淡い恋に落ちてしまったじゃないですかー、華やかなお蝶婦人的存在もちゃんと登場してきて、恋の行方に手に汗握り、勝負の行方に手に汗握り、かわいらしい色合いの50年代のファッションも楽しく、挿入される音楽の一つ一つもとても効いてます。こういう女子映画が好きな人はみんな見るといいのにー、見て潤いを補給していくといいわー。

映画は、エシャールのアメリカ人の友人・ボブのセリフでエンディングを迎えます。

「アメリカ人はビジネスを」、そしてちょっと溜めてから、「フランス人は恋を」

きゃあああー見てて気恥ずかしくなっちゃうけどー、そういうことがシラフで言えたかもしれない50年代、すてき! ちょっとメモしておくわ!!!

「ウカヌマさんはお仕事を」、そしてちょっと溜めてから、「ウカちゃんはお昼寝を」

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください