あまりりすトム・クルーズは走らない/スタンリー・キューブリック「アイズ ワイド シャット」

アイズ ワイド シャット (字幕版)

「なんかすごくエッチな映画なんでしょう、うふふふ」と思ったまま、見る機会なく過ごしてきましたが、アマゾンプライムビデオで開放されていたので見てみました。あらすじは eiga.com から。

「2001年宇宙の旅」「時計じかけのオレンジ」など数々の名作を残した鬼才スタンリー・キューブリックの遺作。19世紀の文豪アルトゥール・シュニッツラーの「夢小説」を原作に、撮影当時実際に夫婦だったトム・クルーズとニコール・キッドマンを主演に迎え、完全秘密主義で製作された。

ニューヨークで暮らす内科医ウィリアムは、結婚9年目となる美しい妻アリスや6歳の娘とともに何不自由ない生活を送っていた。ある夜、ウィリアムは妻から、家族旅行中に他の男に性的欲求を感じたことを告白され激しい衝撃を受ける。性の妄想に取りつかれながら深夜の街をさまよい歩く彼は、ニューヨーク郊外の館で行われている秘密のパーティに足を踏み入れるが……。

1999年製作/159分/R18+/アメリカ

その秘密のパーティーのシーンみて、その名前を書くことすらおぞましいジェフリー・エプスタインってこういうことやってたんかなーと思ったりもしました。まぁ死んじゃいましたけどね、極東の島国からだって口封じですよねーってわかるタイミングで死にましたけどね。夫があんな男と交流を持っていたと知ったら、嫁もブチギレて離婚するのもわからないでもないです、まぁ単に長年仮面夫婦だっただけかもしれませんけどね。真相はすべて藪の中、というか夢の中か、この映画らしくまとめると。

 

それにしても、キューブリックはなぜ、主演にトム・クルーズを持ってきたのか。こんなアクの強い存在の著名な俳優でなければならなかったのか。この映画の枕に「キューブリックの」とつくか「トム・クルーズの」がつくのかでかなり見る側の構え方が変わってくると思うのだけど。

しかし何不自由ない暮らしのアメリカン美男美女夫婦の暮らしは、目に麗しいですね、風景のそこかしこがイギリスっぽさを隠しきってないところはご愛嬌。彼ら夫婦の暮らすゴージャスな家は、もともと妻アリス(ニコール・キッドマン)がギャラリー勤務(経営者?)だったこともあり、やたら絵画作品がかかっております。わたくしは映画の前半で、帰宅したトムがリビングに向かうシーンで途中の廊下の画面向かって右側にかかっていたぶっとい前脚の猫の絵が気に入りましたね。あの家の中の作品を買うなら、あの絵を選びますわね、わたくし。

さて、eiga.com にこの作品の評論「夫婦の嫉妬をテーマに、観る者の人生観を揺さぶる巨匠の遺作」が掲載されていたので一部掲載させていただきます。

キューブリックは1972年にはこの原作権を取得、90年代に入ってようやくプロジェクトが動き出すまで、その権利を更新し続けた。(中略)主演にはスティーブ・マーティン夫妻やアレック・ボールドウィン&キム・ベイシンガー夫妻(ともに当時)、ウッディ・アレン、トム・ハンクス、ビル・マーレイなどがリスト・アップされた。そして監督が選んだのは「7月4日に生まれて」の演技を気に入ったトム・クルーズと、その妻ニコール・キッドマン、ハリウッドを代表するゴールデン・カップルだった。
(中略)
「ダウントン・アビー」でも使われたハイクレア城内のシーンでは、出演する俳優たちが余りの過激さに現場を離脱したりギャラのアップを要求してきた。トラブルは日常茶飯事だった。

撮影大変だったのねー、みなさま、お疲れさまでした! ハイクレア城、いかなくっちゃ!!! ほほぅ、ベルトラで135GBP(今日の為替で20,000円)。ほほぅ、ほほぅ!

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