走れベン・アフレックよ愛のため/映画「ゴーン・ガール(原題GONE GIRL)」#猫映画です

ゴーン・ガール (字幕版)

「ベン・アフレックが出てるけど、なんかちょっと怖い映画なんでしょう?」となんとなく見はぐっていたゴーン・ガール、Amazon Prime Video に入っていたので、仕事で燃え尽きた金曜の夜に見てみた。あらすじはeiga.com から。

「セブン」「ソーシャル・ネットワーク」の鬼才デビッド・フィンチャー監督が、ギリアン・フリンの全米ベストセラー小説を映画化。「アルゴ」のベン・アフレックを主演に、ロザムンド・パイク、ニール・パトリック・ハリスらが共演。

幸福な夫婦生活を送っていたニックとエイミー。しかし、結婚5周年の記念日にエイミーが失踪し、自宅のキッチンから大量の血痕が発見される。警察はアリバイが不自然なニックに疑いをかけ捜査を進めるが、メディアが事件を取り上げたことで、ニックは全米から疑いの目を向けられることとなる。

音楽を、「ソーシャル・ネットワーク」「ドラゴン・タトゥーの女」でもタッグを組んだインダストリアルバンド「ナイン・インチ・ネイルズ」のトレント・レズナーと、同バンドのプロデューサーでもあるアティカス・ロスが共同で担当。

2014年製作/148分/R15+/アメリカ
原題:Gone Girl
配給:20世紀フォックス映画

いつもの出演作ではマツダやスバルの車をあてがわれがちなベン・アフレック、本作では彼に似合ってるようにはとても思えないボルボで登場する。高価に見えないシャツとジーンズ姿のベン・アフレックがボルボから降りる姿をみて、「ベン・アフレックのくせに生意気だぞ」とツッコミを入れたくらい。しかし、実はこの映画の面白さは、こんな冒頭のシーンからすでに始まっていたのだった。

そのボルボが到着するのは、田舎町の静かな木立を背景にした豪奢な屋敷、ベン・アフレックの装いとは不釣り合いなスバラシ豪邸。「うぅ、アメリカの標準ってこれなんですか? アメリカの標準世帯ってこれなんですかーーーー!」と、ガクガクブルブルしながら見ていくと、どうもこの屋敷も、完璧なインテリアが施された居室も、スキのないアイテムで揃えられたキッチンも、すべてがベン・アフレックに似合わない、この違和感。「ベン・アフレックのくせにどうも生意気だが、いったいなぜ?」と大変失礼な目線で見続けていくと・・・・。

面白かった・・・とても面白かった・・・。いやーちょっとこう、もうね、しかも実話をベースとしているとのことで、アメリカしゅごいね! 
ベン・アフレックの奥さん役を演じたロザムンド・パイク、大変な美人ですが、この美人さん、どこかで見た記憶が。どなたでしたっけ? はっ! サイモン・ペッグの映画によく出ているイギリス美人さんではないですか!

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このロザムンド・パイクさん、すごいんですよ。本作品における華麗な受賞っぷり!

アカデミー主演女優賞ノミネート
英国アカデミー賞 主演女優賞ノミネート
ゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ドラマ部門)ノミネート
全米映画俳優組合賞主演女優賞ノミネート
放送映画批評家協会賞主演女優賞ノミネート
ロンドン映画批評家協会賞英国女優賞受賞
カンザスシティ映画批評家協会賞主演女優賞受賞
オンライン映画批評家協会賞主演女優賞受賞
デトロイト映画批評家協会賞主演女優賞受賞
セントルイス映画批評家協会賞主演女優賞受賞
フェニックス映画批評家協会賞主演女優賞受賞
オースティン映画批評家協会賞主演女優賞受賞
ユタ映画批評家協会賞主演女優賞受賞
フロリダ映画批評家協会賞主演女優賞受賞
オクラホマ映画批評家協会賞主演女優賞受賞
ネバダ映画批評家協会賞主演女優賞受賞
ノーステキサス映画批評家協会賞主演女優賞受賞
デンバー映画批評家協会賞主演女優賞受賞

いやーん、おもしろかったー。「ベン・アフレックのくせに生意気だぞ」がよく活かされておりました。黒人の有能弁護士、地元の女性刑事、主人公の双子の妹、モーテルで居合わせたチンピラガールとチンピラボーイ、目もくらむ富豪ボーイフレンド、みんな最高だったぜ!!! 未見の方はぜひ!!!

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