節分の夜にようやくミッドサマー/映画「ミッドサマー(原題 Midsommar)」

こうやって引き気味に見るといろいろ補正したくなりますね。
・花かんむりはいい
・女の子の顎が出ているように見える
・口元の描写、他にやりようあっただろ自分!
・もっとドレスは白かった

ミッドサマー(吹替版)

あらすじはeiga.comから。
長編デビュー作「ヘレディタリー 継承」が高い評価を集めたアリ・アスター監督の第2作。
不慮の事故により家族を失ったダニーは、大学で民俗学を研究する恋人や友人たち5人でスウェーデンを訪れた。(スウェーデンからの留学生ペレが誘いに応じて)彼らの目的は奥地の村で開催される「90年に一度の祝祭」への参加だった。太陽が沈むことがないその村は、美しい花々が咲き誇り、やさしい住人たちが陽気に歌い踊る、楽園としか形容できない幸福な場のように思えた。しかし、そんな幸せな雰囲気に満ちた村に不穏な空気が漂い始め、妄想やトラウマ、不安、そして恐怖により、ダニーの心は次第にかき乱されていく。

随分話題になった映画なので、感想を箇条書きにします。

・恋人が面倒くさくて重いという前段の描写が長いなーと思ったけど、最後の笑顔に通じるのなら致し方ない。

・「じゃぁみんなでスウェーデンの僕の一族の村にいかない? 今年は90年に一度のお祭りがあるし」とアメリカン大学生たちに誘うスウェーデン留学生のペレ。私の頭の中では祭りといったら諸星大二郎の「祭りは終わった、永遠に」だったり、岩明均の「七夕の国」だったりするので、もうね、祭りっていうだけで死亡フラグ。その時点で「がんばれアメリカン大学生、生きて帰ってきて!」と予感ビンビン★
諸星大二郎 闇の客人 「稗田礼二郎のフィールド・ノートより」総集編 七夕の国(1) (ビッグコミックス)

・主要なシーンはブダペストで行われたそうです。東欧の美しい森。

・90年に一度の奇祭というわりに、みなさん段取りをきちんと把握してる。伝承の漏れがある感じがまったくない。毎年やってるだろ、これ! 

・彼らを祭りに誘ったペレだって、なかなか過酷な人生を歩んできたと思われる。おそらく頭がいいので、生贄スカウトとしての役目も負わされている。文明が途絶した村を出て、飛行機に乗りアメリカの大学へ留学するくらいだもの。あの村に彼を送り出すくらいの財力はあるってことです、財源は? 麻薬とかつくってるのかな?

・一番怖かったのは、旅人に子種もらうイベント。あのシーンを撮ったことが狂気といってもよいくらい。

・見終わったあと、エンディングのシーンはまだ祭りの折り返し地点にもなってなかったのではと気がつく。主人公の命運やいかに。

・フォークホラーというジャンルなんですってね。なるほど、子供の頃からみてきた八つ墓村なんかはまさにフォークホラー、かなり鍛えられてるなと自分で自分を褒めました。

・ミッドサマー見たらこれを見るといいよと進められた。見る見る! あ、このジャケット、壮大なネタバレになってません? ドキドキ★

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