会議二本で一日が終わってしまったのでふらふらと夕方のギンレイホールに行ってきました。
米国版。意外!『黄色ジャケットは幸せ映画の法則』映画だったんだ!
あらすじはギンレイホールのサイトから。「ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります」と一緒に、ギンレイ・海外大都市高級不動産祭りでございます。
父が遺したパリの高級アパートを売り払って人生をやり直そうと有り金はたいてニューヨークからパリにやってきたマティアス。ところが誰もいないはずの部屋には見知らぬ90歳の老婦人と娘が住んでいた… 遺産を巡る出会いをきっかけに長年秘められてきた家族の歴史と亡き父のメッセージが明らかとなるヒューマンストーリー!
おぉぉぉぉぉー。アメリカ人がうっかりパリにやってきて現地で出会う人出会う人、全員英語が話せて、この老婦人と娘もフランス人なのに英語が話せて、母娘の深淵なる秘密が明るみになり激しく口論するときも母国語でなく英語で繰り広げるという、パリのアメリカ人もびっくりの展開!
この二本の映画の教訓は「マンションは、土地」で、フランスの厄介な不動産売買制度「ヴィアジェ」というものを始めて知りました。ざっくり言うと家主か借り主が死ぬことに賭けるという不動産投資法です。CDSみたいなものかちら? 苦味も甘みもあるなかなかよい映画でしたよー。
須賀敦子さんがどの本でだったか忘れたけど、「フランスにいるときはフランス語が上達しなかったけど、イタリアに行ったらイタリア語がみるみる上達して。思えばあれは褒めて伸ばすイタリア人の気質にうまく載せられたのかもしれない」ということを言っておりましてのぅ、しみじみ。。。この映画はアメリカ人もフランス人もどちらもほどよく嫌味でよかったよ。
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次回は「ブリッジオブスパイ」と「キングスマン」のスパイ縛りながら極北のテーマの二作品、6月からは予告編だけでダバダバ涙が出たスリランカのグラン・トリノ「ディーパンの闘い」、アウシュビッツで最後まで人としての尊厳を保とうとした父親を描いた「サウルの息子」という父親テーマ二本立て(父の日だからか!)。くぅーにくいねぇ、ギンレイホールは憎いねぇ!
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