耳下腺腫瘍の手術をしてきた話/8泊9日手術入院 その1 コロナ禍入院の巻

7年ぶり2度めの入院っ!!

耳下腺腫瘍は耳の下にできる腫れ物です。担当は耳鼻咽喉科。
マーブルチョコの容器みたいなサイズの筒がついた注射器を何度かぶっ刺され、組織をとって検査しましたが良性か悪性かわからず、まーとりあえずこれ手術で取っちゃいましょうということになりましたのが昨年末。
仕事の閑散期の2月に予定していましたが、第六波の波の立ち方がひどくなってきた入院一週間前の朝、ドクターから直接電話が。「すみません延期させてください!決まり次第またご連絡します」、この一本の電話で入院は延期。マジか。結構準備してきたのですけれども、マジか。

3月になって「では改めて」と連絡があり日取りを決め直し、4月上旬に入院決定。入院前日には、入院2週間の健康チェックシートと自身の抗原検査の唾液を持ち病院へ。その日はCT検査も。なんのためのCT検査なんだろうと思っていましたが、新型コロナウイルスに感染していないか画像診断するためのものでした。厳重っ!

さて、入院当日。天気もよく歩いて行ける病院だったので、徒歩で病院へ。初日は普通に過ごし、翌日手術。術前2時間前から絶飲、当日は終日絶食。翌日朝、尿の量を調べるため看護師さん付添の元、歩いてトイレへ、朝はおかゆ、昼から常食、トイレも自分でスタスタと。手術後3日目で首に刺さっていたドレーンが取れ(地味にずっと痛い)、その日に首から下のシャワーが解禁。5日目で点滴の管が抜け(抜いたとき血が吹き出して看護師さんと笑いあった)、その後は「なんであなたまだ入院してるの?」みたいな元気さで過ごし、退院してまいりました。現在、組織の検査中。

入院中は病室でもずっとマスクしてなければならないのかと思ってましたが、そうでもなく、ベッドにいる間はノーマスクでOK、共用スペースを歩くときは要着用、別のフロアに行くときはフェイスガードを着用。そんなに厳密ではない、そらそうですよね、みんなCT検査して陰性が確認された状態で入院している人ばかりのはずなんですから。

また、お見舞いなどについては、入退院の付き添い禁止、面会は禁止、手術当日だけ付き添い可。厳重っ! わたしは取ればそれで一旦終了の手術だったのでなんとも感じませんでしたが、そうでない方は少し心細いかもしれません。

前回の手術は婦人科だったのでフロアには女性の患者さんばかり、男性がいてもその配偶者ということがほとんどだったのでさらぁーっとした爽やかで穏やかな病棟でした。しかし今回は整形外科に耳鼻咽喉科がくっついているフロアだったので、派手なギブスをした(普段の生活では文字盤のでっかい腕時計してそうな)30~50代の男性患者ときつめのコルセットをつけた老人が中心。看護と介護のはざまのような声掛けをたまに耳にしましたが、患者以外の人の出入りが皆無なので全般的に静かなものでした。

「手術が延期されなくてよかったーーー!」と思いながらこのブログを書いてます。民話の「こぶとり爺さん」のコブって耳下腺腫瘍だったんだよなーって思いながら知らない天井を見上げておりました。担当医には「腫れ物は放置せず、早めに病院にきてくださいね」といわれましたので、みなさまも気になるものがありましたらお早めに受診を~。

 

こぶとり爺さん (親子で楽しむ歴史と古典)

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