ロック・オブ・エイジズ/マンガ「大奥」など

 
飯田橋ギンレイホールで。あらすじはgoo映画から。
1987年のロサンゼルス。成功を夢見てやってきたシェリーは、ロックの殿堂“バーボンルーム”で働く青年ドリューと知り合う。バーボンルームは、今やビッグネームとなったロックバンド「アーセナル」を輩出したライブハウスで、ドリューもロックシンガーを目指していた。やがて2人は恋仲になる。ある日、アーセナルの解散ライブがバーボンルームで行われる事になった。ドリューのバンドが前座に抜擢され、成功を収めるのだが…。
罪のないロック・ミュージカルの映画。その「アーセナル」のボーカル・ステイシー・ジャックスをトム・クルーズが。「ロックは堕落する悪の音楽よ!バーボンルームなんてライブハウスはLAには不要よ!特別に重加算税もつけちゃうわ!早く撤退するがよい!」とシュプレヒコールをあげるロサンゼルス市長夫人はキャサリン・ゼダ・ジョーンズが。この2人がノリノリで、トム・クルーズって脇役のときのほうがいきいきしてるようです。
ロック・ミュージカルなので、ヒット曲満載なのです。物語のクライマックス、道路を挟んで、市長夫人が「きぃぃぃー、早くこんなライブハウスは潰れちゃえばいいのよ!」とメガホンでがなっていると、道の反対側のライブハウス前ではロックを愛するファンたちが「なにいってんだよ、ここは俺たちの街なんだ、俺達が作った街なんだー!」と叫び返し、いや、ここで、スターシップの「We Built This City」を歌わないわけにはいかないでしょー、と思ったらやっぱりそれだった。

ばかー!おばちゃん、こんな無邪気な映画でうるっときちゃったじゃんかー!
NAVER に楽曲PVのまとめがあったので、ご興味ある方はこちらもぜひ。
http://matome.naver.jp/odai/2134736918706878801
物語の途中、恋の紆余曲折の最中、登場人物たちがホワイトスネイクの「ヒア・アイ・ゴー・アゲイン」をそれぞれが歌うんですけど、これもまたぐっとくる歌ですな。過去の栄光もどこにいってしまったかわからない元ボクサーの兄(クリスチャン・ベイル)が麻薬依存症、弟をボクシングの世界チャンピオンにする「ザ・ファイター」でね、弟くんがリングにあがるとき、お兄ちゃんが弟の背中に手をやりながら「またここから始めるんだ、一人でここから歩いていくんだ」って歌うんですけどね、このシーンでもう滂沱しまして、それ以来、「ヒア・アイ・ゴー・アゲイン」は耳にするだけで涙がでる音楽に昇格しました。
ある世代には間違いなくヒットする無邪気な映画、「80年代は最高だぜぇぇぇ!オアシスのせいで全部ダメになっちまったんだー」と映画「レスラー」の中でクダまいてたミッキー・ロークにちょっこし共感した経験がある方はぜひー。ストーリーとかあるようでなくてほんとうに無いけどね!
思い立ってよしながふみのマンガ「大奥」を読んでみた。こういうストーリーもがっつりしたマンガを一気読みする幸せ。堪能しました。句会仲間のマダムたちにも読んでいただきたいわ。

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