映画「おとうふ」を見て

【自主制作映画「おとうふ」のブログ】
I氏の映画「おとうふ」の上映会+挿入歌を歌っているアズさんのライブに行ってまいりました。会場は、この映画にかかわった人や、I氏の人脈(私はここらへんに属します)、アズさんのファンや関係者でいっぱいでしたが、しかし、I氏、人脈の幅が広いよ・・広すぎるよ・・・・。
私は、I氏と十年来のつきあいですが、たったひとりで自分の思いを映画という形にまで昇華しちゃったI氏にまず感服。すごい! 音楽もタイトルバックもセンスよくって驚いたのだけど、それも全部一人で選んで、一人で作ってすっごいおっちゃんだと思う。謎の日常を過ごしておられる方だけど、まさかこんなことをやっていたとは!
映画のまえがきはこんな感じ。
バブル崩壊後の1993年から2004年位までを、俗に「就職氷河期」と呼んでいます。有効求人倍率が1を切り、大学卒で就職率は半分程度、高校卒はそのまた半分。多くの若者が派遣労働やパート・アルバイト労働市場に流れ込みました。 この現実問題は、単に就職が出来ないということではありません。新卒での就職機会を逃した者にはセカンドチャンスが与えられず、格差を生み出す社会構造の中に、そのまま将来にわたって固定されるという問題をもたらしました。 苦しくなるばかりの生活、ビジョンを示せない政治、詐欺師が跋扈する社会、悪化する自然環境。こんな時代に、これからの若者たちは、いったいどんな夢が持てるというのでしょうか?
主人公たちは、この「就職氷河期」「ポスト就職氷河期」にあたる27歳の男の子と24歳の女の子の物語。この世代でなくても、時代にどうしようもない閉塞感を感じる今日この頃、多くの人に、ひっそりと(あるいは機会があれば)見てもらいたい、じんわりした静かなよい映画でした。役者さんたちが初々しくもありますけれども。
11月下旬に行われる【TAMA映画フォーラム】で「ある視点部門」で上映されるそうです。ご興味のある方・京王線沿いの方、お時間ございましたら是非!
TAMA映画フォーラム ある視点部門
上映日:11月26日(水)
場所:ベルブホール(小田急多摩線・京王相模原線永山駅徒歩2分)

私はI氏と、上でも書いたけど、気が付いたら10年つきあってて、I氏のゆるぎないエッセンスを再確認できて楽しかったです。お金なんかはちょっとでいいのだ。
映画「恋●」という映画では、某映画批評ブログに書かれていたことなので、実際はどんなもんか知りませんが、家族の食卓にのぼる唐揚げが重要な役割を果たすようです。その「●空」という映画を私は見てないので、わかりませんが、おそらくその食卓には、唐揚げがどーんとのっていて他のおかずはごく少なく、あっても、野菜をちぎっただけのサラダではないかと思います。なんというか、貧しい感じ・・・。
この映画での家族の食卓は、季節の食材を使った、平凡だけれども健康的なおかずがのり、食事の前には「いただきます」と親子で手をそろえ、かわいらしい柄の取り皿にとりわけ、きちんとした姿勢で食べる。多分、こんなところにも、I氏のいいたいところが詰まっているんじゃないかと思います。
ところで、ぎゃー、テレビに町田康がー!! ひー! カール髪!
今日の着物
・地空きの大島
・モスグリーンの菊の帯 
ちょいと地味だったかしら。

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