デスパレートな妻たち ラテン版 ひとくちメモ


・おそらくですが、演者のセリフ、しぐさはアメリカ版をほぼそのままに正確に踏襲しています。しかし、ラテンの言葉なので、その早口・巻き舌っぷりが、また別のドラマに見せているような。
・インテリア、雑貨、家具、食べ物、車、ファッションなどドラマの小道具は、撮影した国の実情にあわせてます。これがなかなか世界の姿を見るのに勉強になります。
マイケルのうちでスーザンとイーディが鉢合わせ、そこで晩御飯を食べるエピソードがあります。マイケルの飼い犬がイーディにはなつくけど、スーザンにはなついてくれない。面白くないスーザンは、台所に立ちます。食後のコーヒーを準備するという口実にかこつけ、犬が好きそうなミートソース(なのかな?)を自分の耳たぶに塗りつけて、食べ物の匂いで犬を釣ろうとします。おいしそうなニオイに釣られてスーザンとじゃれはじめるわんこさんですが、あろうことか、スーザンのイヤリングを飲み込んでしまい、瀕死の重症を負ってしまうのです! 
そのときのコーヒーが、ネスレのインスタントコーヒーでした。
本国版ではスーザンがキッチンにデザートを取りに行くシーンでしたが、あのネスレの瓶がなんでかとても印象的でした。
・女優さんは、申し訳ないですが、アメリカ版と比べるとあまりお美しくはありません。一般社会の中で見たら綺麗な方が多いと思うのですが、その国の人気テレビドラマで主役を張っている、という視点から見ると少々物足りなさが。ガブリエル役の人が知的すぎるとか、ブリー役の人が頑健そうだとか、リネットがきれいすぎて元キャリアウーマンに見えないとか、極めつけはスーザンが・・・・えぇーっと。
・それに反して男性陣は、アメリカ版にくらべて全員過分に男らしい。良き夫であろうとか、良き配偶者であろうという努力はあまり費やしてない印象を受けました。ティーンエイジャーは全員、LOSTのブーンの予備軍ですよ! ブーンになる直前の、そう蛹が蝶に生まれ変わるその瞬間のような、可能性は感じさせるもののぬぐいきれない野暮ったさをまとっているのですが、そこがまたよいです。
2006年にアルゼンチンで制作されたこのドラマ、Amas de casa desesperadas 、南米になんて行ったことがないので、結構面白く見ておりますです。次は20日と21日の放送予定、FOX LIFE で。

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