わかりやすいベトナム戦争史/ゲッツ板谷「ベトナム怪人紀行」

ベトナム怪人紀行 (角川文庫)

先日、BSプレミアムで鴨志田穣さん原作の映画「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」をやってました。浅野忠信・永作博美主演の作品です。途中から見始めたのだけど、あぁこれは鴨志田さんの話なんだとすぐに気が付き、ラストの海のシーンまで正座して見ました。

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それでっ、見終わったあと、この人のお仲間の人が確かアジア旅行の本書いてたよなーと思って、Amazonを探しましたら、ありました、ありました、ゲッツ板谷さんの「ベトナム怪人紀行」。Kindle で「うふっ☆」という格安プライスになっていたので早速購入し、読み始める。んもー面白くってつるつる読める、そして読み終わった!

ゲッツさんは「ベトナム戦争とかスルーしたいー!」と思っているのに、鴨志田さんが「それを避けて通るなんて認めないよ!」と怒り出す。同行のホー・チミン在住の男性・鈴木くんが「それでは、ベトナム戦争とは・・・」と解説を始める。それを咀嚼した板谷さんがこの本の中で、「暴走族の極悪(中国)とエンペラー(アメリカ)の派遣争いに巻き込まれた立川(ベトナム)」の話として噛み砕いて紹介してくれてます。

 すごくわかりやすい!!!!

 たいへんよくわかりやすい!!!

続くカンボジアとの戦いにまで話が進み、なるほどー、ポル・ポトってそういうことをやってたんだーとよく理解できました。ホー・チミンからハノイへ一ヶ月掛けて移動するこの三人組、途中、南ベトナム軍として、あるいはベトコンとしてベトナム戦争に参加した人たちのインタビューを試みる。なかなか読みでがありましたよ。

鴨志田さんのこのセリフが印象的でした。

「タイの女は笑うのがウマいけど、ベトナムの女は泣くのがウマいよなぁ……」

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うひひ、これもちゃんと見てみる!

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