映画「もうひとりの息子」

Other Son [DVD] [Import]

ギンレイホールにて。あらすはギンレイホールのサイトから。

テルアビブに暮らすイスラエル人家族の息子ヨセフは兵役検査で両親の実子ではないことが判明する。湾岸戦争の混乱の中、出生時に病院で別の赤ん坊と取り違えられていたのだ。しかも相手は“壁”の向こうのパレスチナ人夫婦の息子だった… 対立を乗り越えて希望を見出そうとする家族の葛藤を繊細に描いた感動作!

公式サイトにパレスチナ周辺の地図が掲載されています。こんな映画でもなければ、パレスチナの壁をじっくりと見ることもなかったじゃろうて。この作品背景がとてもわかりやすいので、これもまた助かります。

このモジャモジャ頭の青年が、「僕、セザール、四尺六寸」のあのセザール少年なんざんす! えぇーセザール少年!!!! こんなにっ! こんなに大きくなっちゃって!!!

そしてモジャモジャじゃないほうが、「パレスチナ人だと思って生きてきたら、実はイスラエル人だった」と判明してしまうヤシン、経済的に苦しい中でもパリで医学生を志す大変優秀な青年です、俳優の名前はマハディ・ザハビ、途中から「やだこの子、すっごくハンサムなんじゃないの・・・・」と気がつき、「先に石油浴びて来いよ」のモデルとなったオマール・ボルカン・アルガラさんクラスの素敵男子に見えてしまって大変でした・・・・そういう映画ではないのですが。。

いい映画じゃった・・・。もうね、ヤシンが実家に帰ってきてパリ土産を広げてお兄ちゃんとお揃いのTシャツ着るシーンでおばちゃん、おばちゃん、滂沱よー! 女性監督ならではの繊細な物語で、静かな、でも若さと希望にあふれたよい作品です。明日金曜の夜までだけどみなさん見に行くとよい! とても貴重な作品だと思います。

公式サイト:http://www.moviola.jp/son/index.html

1 COMMENT

たかとり

実はこの映画にはわたしがちょっと苦手にしている人々が出ているんですが、それを思い出さないくらい良い映画でした。
そしてヤシンくん、イケメン!

数年前に訪問したシリア・ダマスカスも複数の宗教が混在する複雑で、でもステキな街でした。
今はあんな事態になっていて残念無念。

同時上映の自転車に乗りたいお嬢ちゃんの映画もいろいろ思い出しながら見ました。

あーまた中東に行きたい~

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