流星がバンスカ撮れて良夜かな/アラスカ旅行記 旅程編その4-初日・二日目 オーロラ撮影

さて、オーロラ。ISOもシャッタースピードも絞り値も知らなかったカメラ素人の話なのでご参考までに。

Canon デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss X7 レンズキット EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM付属 KISSX7-1855ISSTMLK
今回は結局これを持っていきました。軽くてびっくりよぅ! レンズもいろいろ悩んだのだけど、ヨドの国、ビグの国、両国のキヤノン担当の男性が「まー標準レンズキット使いこなせるようになってから次のを買っていただいても全然問題ないっすよ」と口をそろえて言ってたので、今回は標準レンズ・望遠レンズ(接触不良で使えず)・単焦点レンズの3つで行きました。結局、標準レンズでずっとしのぎましたけどね。

出発前日にぱっと思いついて「そうそう三脚入れていこう」とスーツケースの下側にぐいぐい押し込んで、出発日当日にヨドバシでレリーズと双眼鏡を慌てて買い求め、成田に向かったのだが、レリーズと三脚の有り難みをひしひしと感じるフェアバンクス近郊深夜3時。コンパクトデジカメ握りしめながら「オーロラ撮影したかったのにぃー」と嘆いている奥様方を多くお見受けしましたが、いやいや、奥様、レリーズはともかく三脚がないと厳しいですよ・・・・あいつらそんなに姿を表してくれないですし、その姿もたいそう薄いですし・・・。

日本を午後7時に出発し、フェアバンクスに前日午前9時に到着した初日。旅先の食にあまり興味が無いのでスーパーで買ってきた暴力的な分量の鴨のサンドイッチとブリュットで夕飯を済ませ、移動の疲れと時差ボケがごっちゃになってうとうとして目が覚めたら現地深夜0時。よし、オーロラ観察に行きますかと、撮影道具と防寒具を一式揃えて、ホテルが持ってる滑走路まで移動。まだオーロラが出てなかったので星空撮影で練習を試みる。満点の星空とはこのことかー! アラスカの空は暗いのぅ。さて、カメラを出してもぞもぞやって、あれなんか違うなーと、併設のカフェまで移動し明かりの下でマニュアルを読んで、もう一度撮影場所に戻り、だいぶイメージに近いんだけどなんか違うなーともう一度戻り、と1時間ほど繰り返してみました。


「なんか違う」出来栄えの星空写真。

とかやってるうちに、「あれがオーロラじゃない?」という声がちらほらりと。えっ、あれですか、あれがオーロラなんですか?

 薄い!!!

 色がとても薄い!!!!

 夜空にかかる白い薄い雲じゃなくて、あれがオーロラなの?

雲ではない証拠にその薄いもやもやの向うに北斗七星の姿がくっきりと見える。そしてそのオーロラは、写真でよく見る「緑どばー」「緑ゆらゆらー」「緑しっかりカーテン」というイメージとは程遠い。とはいえ、この機会は勿体ないので撮影を試みてみました。で、撮影すると、カメラのレンズがしっかり捉えているではないですか!!! でも正直、肉眼では色が見えないー!


オーロラが出てる! みなさま、オーロラが出てましてよ! 


夜の虹ですねー。


ホテルから向かって北側の空にゆらゆらと。


No補正だとこんな感じですが、


オート色補正かけるとこんな感じに。


おぉ、うっかり流れ星も!

ほほー、これがオーロラというものなのですか! この日は、ホテルの宿泊客だけが観測していたので広々のびのびと楽しむことが出来ましたよ。

そして二日目、レストランで夕飯を楽しみ、仮眠して、また0時に撮影開始・・・としましたら、その日はフェアバンクスのホテルに宿泊してる日本人団体客(わたしもなー)が観光バスで3台撮影ツアーにやってきていまして、あわわ、観測地大混雑。フェアバンクスからチナ温泉のホテルまで往復200km、観測できる時間は2時間弱、オプショナルツアーの料金は168ドルとかいってましたが、それなら最初から温泉に連泊するツアーのがオーロラに遭遇できるチャンスはあったかもしれないですね。この情報がどなたかの旅程を組むときのご参考になれば。

二日目は写真のコツも掴んできましたし、オーロラを見つけるのにも慣れ、また前日よりは大きめのものが出現し、なかなかよござんしたよ。


この日は赤味がかかっていました。


山の端にしっかりと。


だんだんゆらゆらと。


濃い緑に! 流れ星も!


うぉぉぉーカーテン出た!


この日は肉眼で色味がみえましたもの。


観測地からホテル敷地の外まで移動し、別の方角を。


カーテンカーテン!!


いやーん、すてき!


いいもの見られました!!

はい、そこでみなさん、復唱です! オーロラ撮影に必要な物は!

・コンパクトでもいいけど露出とISOを設定できるカメラ

・三脚

・レリーズ

・寒さに心が折れない服装

・寒さに心が折れたときに支えてくれる音楽

こんなところでしょうか。アラスカの滑走路で仁王立ちしながら腕くんで好きな音楽と一緒に撮影できたのは今回の旅の愉快な思い出のひとつですよ、いひひ。

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