大阪で豆ゴハン食ひ細雪/谷崎潤一郎「細雪」

細雪 (上) (新潮文庫)

お友達の激しい勧めもあって谷崎潤一郎の「細雪」を読んでます。

 サラ・イネスさんの『大阪豆ゴハン』って、
 平成の『細雪』だったんだー!!!

と膝バンバン叩きながら読んでます。もうね、延々と読んでられる楽しさ。上巻の京都に花見に行くくだりなんて全文書き写したいくらい美しい。そんでもってマッサンでいま大阪商人たちがでてきてますでしょ、あぁこういう人たちがいたんだなぁ、オール阪神・巨人のお二人はこの日のためにバラエティ生活笑百科にずっとお出になられていたんだなぁと強く感じているんざます。あ、いま、上巻が終わったところ、これから中巻・下巻に移ります。

大阪豆ゴハン(5) (講談社漫画文庫)

そのお友達と「本はもう一度買えるからと思ってけっこう手放しちゃったんだけど、翻訳物なんてバンバン無くなっていくもんね、二度と手に入らないものが多いから手放しちゃだめだよ」と熱く語り合ったものですが、ほんとうにそう。昨年は、「新潮社だからまだあるに違いないー」と思っていた本がすでに販売されていないことに気が付き、Amazonのマーケットプレイスでようやく購入できたくらいです。私が生きてる間は、Amazonもなんとか企業が持ってることだろうからKindle で全部購入してもいいんだけど、でも紙の本がまるっきりない暮らしってのも味気ないものですしのぅ。とりあえず文庫版の『大阪豆ゴハン』はもう一度買い揃える、うむ!

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