東京駅の東京ステーションホテルに友人が宿泊していたので、会いに行ってきた。英国リッチモンド社が手がけた素晴らしくシックな客室の内装は美しく、バスタブおおきいーアメニティがリッチーこのソファー持って帰りたいー二階部屋の天井の高さよーうちの猫ちゃんをこの部屋で撮影したいーなどと堪能した。
客室に備えられた筆記具まで美しい。ちょっと握りが太く、ずんぐりむっくりしてるけれど、意外とフィット感のよいボールペンが気に入った。モンブランのお高いボールペン「ボエム」シリーズと同じようなサイズですやん、これ買えないのかしらんとフロントで問い合わせたら、「ほほほ、奥様、お目が高い。こちらは文豪セットと申しまして、すてきな原稿用紙のメモ帳とホテルのステッカーがついて、なんと800円でございます」「あら、安い、買っちゃう買っちゃう」と買ってきた。
いやー、いい握り。いま、握りながらニマニマしてる。よい書き味。もう少し重量感がほしいなーってなると、やっぱり舶来品のお高いボールペン買うのが正しいのかもしれませんが、これはこれで良いです、悪くないです。でも、うっかり表で使っていると「ホテルの部屋からパクってきたのかしら」などと言われかねないので、使用時に注意が必要かもしれないです。
いやしかし、いいホテルですね、あそこ。朝食食べ終わったあと、帰りのエレベーターを待っている間、「これ、おやつにどうぞ!」と籐の籠にもられたお菓子を黒服の男性が手渡ししてくれるんですよ、なんたるおかん魂! 優しい!