ドイツ鉄道乗り鉄の旅/その7 フランスのコルマールとストラスブールに行こうと思ったらスイスのバーゼルに着いてしまったでござるの巻!/ユーレイルのアプリも優秀!


天気よすぎで花咲き乱れまくり。甥っ子は晴れ男でした!

現地三日目、いざフランスへ!

フランスのインスタ映え村のコルマールとストラスブールに行きましょうということでまたもや始発のICEに、今日はスイスのバーゼル行きのに乗り途中駅でコルマールへ行く在来線に乗り継いでいきます。ドイツ鉄道のアプリで時刻表を何度も調べ、コルマールへ行く時間をメモ帳に書き出しなんの憂いもなく走り出すICE。ICE乗車も五度目になると慣れたもんです、ほほほほ。


オッフェンベルグで在来線快速特急に乗り継ぎ、コルマールへ。写真は在来線快速特急の車内、2階建てで椅子の座り心地もよい。「ドイツ鉄道でも行けるんだーフランスなのにー夜のシェンゲン協定ですな、がははは」などと思いながらgoogle map を見ていると、あれ、私が行こうとしてるのコルマールじゃない、コルなんとか村というドイツの小さな町の駅だということに気が付きました。

 コルなんとか村ってどこ!!!
 下の地図の右側ねっ!!!
 そして目的地は地図の左側よっ!

コルなんとか村とフランスのコルマールは直線距離にして40km。車で移動すれば1時間。こんな似た地名で(コルしか合ってない)、似た方角にあるとはお釈迦様でも気づくめぇ、っていま、気がついた、在来線快速特急に乗っている間に気がついてよかった! このコルなんとか村で降りたらえらい目にあうのでひとまずICEも止まる一番大きな駅フライブルクを目指すことに。

越境する場合はユーレイルのアプリを使うべし

旅程の立て直しのためにフライブルク駅のホームであわあわネット検索していると、この地で暮らす在留邦人のブログが見つかった。ここからバスを乗り継いで越境できる、コルマールにも行けるということや最近のドイツのアジア各国の観光客事情を知ったり、異国暮らしの苦労が綴られたブログをしばし読み耽る。世界のどこにでも日本人はいるのですねぇとしみじみしていると、欧州鉄道の各国をつないだ時刻表検索アプリが存在することを知る。え、あ、そう! 越境する場合はユーレイルパス用のアプリを使うのね!? いま初めて知った! 現地で知った! そして今知ってよかった!!!! 次のICEまでまだ時間がある! 

ユーレイルの時刻表アプリで調べましたら、フライブルクからバーゼルにICEで行き、ICEからフランスの在来線特急でストラスブールに行くのが一番早いということがわかる。この乗り継ぎ検索については、越境する場合はgoogle map の経路検索がまったく使えなくなるので、各国の鉄道アプリを素直にインストールするのがよいようです。
帰りのストラスブールからフランクフルトへのICE指定席は予約していたので、今回はコルマールを捨てて、空き時間をバーゼル観光にあてることにした。バーゼル!! フランスとドイツとスイスの国境の街バーゼル! 世界のなんたら機関や世界的な展示会があるバーゼル! でも今日は最大3時間しか滞在しないよ、バーゼル!!!! 

さっきオッフェンベルグで降りたICEに乗っていれば1時間早くバーゼルに着いたのか、ごめんよぉ甥っ子・・とちらりと横顔を覗くと「大丈夫だよーバーゼル行ってそのストラスなんとかってところに行ければいいよー。俺、これで欧州四カ国回ることになるね!」と泰然自若としたもので、感情がまったく上下しない。姉ちゃん、なんて立派で穏やかな子を育てあげたの!? というわけで次にやってきたバーゼル行きのICEに乗り、フライブルクからまずバーゼルに行く。

超高速!バーゼル観光!!!


バーゼル駅について、なんでか間違ってメジャーじゃないほうの出口にでてしまう。気持ちを立て直すためにひとまず簡単ランチ。コーラとマキアートとハムのサンドイッチを商売っ気のなさそうなレストランでいただく。現地のおじいちゃんたちのたまり場だったようで、なんだかいろいろ優しく接してくれて、ほっとした。おじちゃんたちありがとう。


食事の後、メジャーな出口へ。え、バーゼルの駅って駅出たらこれだけなの? トラムがたくさん走ってるけど、これだけなのー? ここで世界的な時計市とかやるの? ここで世界銀行の会議とかやるの? こんな田舎町で? えーのどか!!


富裕層も楽しめそうな商店街を抜けるとバーゼル大聖堂が。こういうモザイクっぽい屋根の装飾、プラハでも見たことある。柔らかそうなかわいらしい色のピンクの砂岩でできた大聖堂です。


大聖堂といってもびっくりするほど大きいものではなく(アーヘンとかケルンとかで見たあとではそらそうかもしれません)、ちょうどよいサイズ。


大聖堂の裏手が広場になっていて、ライン川を見下ろせます。バグみたいな色のビルがある。


反対側はこんな感じ。しかしバーゼルってこんなちっちゃい街なんだ。あれ、バーゼルに国際決済銀行があるとか、変な三角形のビルがあったような気がするんだけど、私、見る方角間違ってるのかな? あらー、まぁーかわいらしいー、米沢市みたいな規模の街じゃないですか。えぇーここで世界のいろいろを牛耳ったりしてるの? マジで?!

超高速!ストラスブール観光!!!


私が行ったバーゼルは別の国のバーゼルなのかしらと思いながら、バーゼル駅に戻る。ストラスブール行きの在来線は中央駅とつながってはいるけど別の建物のホームから出ることがわかり、構内を走って移動した。

次に乗るのはフランスの在来線特急。頑丈そうな鉄っぽい作りの少し古い車両で、正直ボロいなと思いましたが、結構なスピードが出る。フランスの農村地帯を時速220~250kmくらいでビュンビュン走っていく(あまりの速さに速度計測アプリを入れた)。二等車に乗っていて、フランス国鉄の車掌さんの検札を待っていたんだけど、ヤツぁ、若いキレイな女性のお客さんと話していてろくに検札もしない。それでいいのかい、フランス・・・。


ストラスブール駅到着。宇宙的デザインの駅なのに、駅の反対側はのんびりした農村地帯、表側は観光地&繁華街。


大型犬を連れたおにいさんたちがお散歩オフ会中。街がかわいい。


写真では伝わりにくいのですが、土曜日だったからか人がたくさん。広場にも百貨店にも人がたくさん。


ここではストラスブール大聖堂へ。ここもバーゼルと同じ砂岩でできた聖堂です。どこで取れた砂岩をどうやって運んで作ったの? バーゼルと同じ産地なの? バーゼルとストラスブールは140kmほど離れているけど、同じ産地だとしたらライン川で運んだの? ぬぬーん?


ステンドグラスは聖人系。


カルガモのお母さんが訓練してる。初めてみたけどかわいい!


日が傾きはじめてきました。ここがインスタ映えるところらしいんですが、あれ、私、写真下手? ていうかここは京都の高瀬川?


というか鴨川? ここはフランスの鴨川かー、メモメモ。


あれもノートルダムという名前の教会なのかなーと眺めていたら、甥っ子が「甘いものが食べたいです」と。自分が疲れたということをきちんとアナウンスできる子で本当にえらい、ほんとに姉ちゃんの子育てしゅごい・・・。先日、さるちゃんの「理不尽にキレる夫が自分を変えた日。水谷さるころさんのコミックエッセイ『どん家事』」を読んで、さるちゃんの旦那さん、普通の穏やかな人だと思っていたけど、旅先でああいう感情の起伏につきあわされるの大変だったろうなと思った。うちの甥っ子の穏やかさを煎じて飲ませてあげたいと今、思います。

というわけで、甘い物出してくれそうなカフェに入り、コーラとアホみたいにでかいケーキと白ワインで休憩。ほーっと一息ついてるとそろそろ帰りの電車の時間。急ぎ足で駅に戻り、ほんとにスタンプラリーなフランス旅終了。私は十分楽しいんだけど、これで楽しいのかな、甥っ子や。

ストラスブールからフランクフルトへ行くICEは満席で、指定席とっておいてよかった、代理店の人のいうことを聞いてよかったー。さて、次はエクスカーション最終日でシュトゥットガルトへ!

 

Marklin start up ICE 2 High Speed Train Set DB AG Era V

2 COMMENTS

ukasuga

全くお役に立てないと思います。
帰国後バーゼルに行ったことある人にお話をしたら「自分が知ってるバーゼルと全然違う」というお返事をいただきました。幻の国ガンダーラなのかもしれません。

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