It’s a Beautiful Day/アラスカ旅行記 旅程編その3-二日目 ビーバー村

アラスカ物語 (新潮文庫)

宿泊したチェナホットスプリングスにはトレイルだけじゃなく数々のアクティビティが用意されていまして、そのチラシに記載されているあるツアーを見て「うぉっ」となったので申し込みました。料金は法外にも440ドル! しかも申し込んだ日の為替が109円オーバー! ぐぬぬ、足元見られる名無しさん! しかし、そのツアーの中に「うぉっ」となる案件が複数存在しているので致し方ない、お買い得パッケージだよ、おっかさん! さて、その気になる「うぉっ」な案件とは!?

・かつて日本人が切り拓いたビーバー村まで

・その村はユーコン川のほとりにあるんだけど、

セスナ機片道180km移動し

・フライト中は広大なアラスカの大地をお楽しみいただき、

・ついでに北極圏まで行ってしまいますよ!

・あ、そのビーバー村、新田次郎の「アラスカ物語」のモデルですの。

などという盛りだくさんでお買い得なツアー! 440ドルってうっかり「新幹線で行く東北温泉二泊三日」くらいな価格帯だけど、うぉぉぉー、うなれ、あたいのクレジットカード!!! というわけで、プチトレッキングした後、早速温泉が持ってる滑走路まで。


前日、この飛行機を見たとき、ホテルが雰囲気作りのためにレイアウトしたオブジェかと思っていたのです。ねー、こんなガタピシいいそうなセスナ、なかなか怖いじゃないですか、うふふ、と思っていたら、これに乗っていくことに。

黒い服のおじさんがパイロットさん、セスナのタクシードライバーなのよね。アラスカ広かねー。優しそうなこちらのご夫婦は、息子さんがただいま東京で働いてるとか。パイロット1名・乗客7名、定員いっぱいでセスナは離陸。


さっき登った山から見た風景を、今度は上空から。


うぉい、結構高いとこ翔ぶのね! 高いところを飛ぶ分にはフライトはかなり安定していました。


180km、ずーっとこんな景色。行ったことないけど、この風景から水を抜いたら火星になるのかしら。


出た、ユーコン川! ウカやんにとって三大河川はメコン・ユーコン・天竜川。今年はこの3つ、すべてを目に収めることができたな、と。しみじみ。このあたりで北極圏通過。


いきなり着陸態勢に。


降りてから振り返る、本当におもちゃみたい。。


ビーバー村の滑走路。素晴らしい天気。会う人会う人が「It’s a Beautiful Day! 」と声を掛け合うほどの。


ビーバー村の男性のもとへ嫁がれた日本人女性あいさんがガイドをしてくれます。彼女のブログはこちら。http://www.aiyakai.com/

ここは、アラスカ物語の主人公フランク安田さんのお墓。石巻で生まれアラスカに骨をうずめたフランク安田さんは1958年に亡くなられたのですが、1966年って昭和33年ですから、割りと最近のお話ですよね。


そのお墓から40mほど歩くと、もうユーコン川。


まるで映画のワンシーンみたい!


うーん、ユーコーン・・・


サーモンの捕り方を説明してくれるあいさんの旦那さん。
入れ食い漁と名づけたいくらい効率的な漁法。


おうちの中に入って、最近の収穫物を見せてくれる旦那さん。
漁師さんでもあるし、猟師さんでもあるのよね。


「ほら、これハイイロオオカミー」
生きていればなんと立派ないきものだったことでしょう!! もののけ姫でそういうの見ましたー! 八甲田ホテルのバーにも飾ってありますよねー!


「これ、リンクスー、びよーんびよーん」
生きていればなんて美しく気高いいきものだったことでしょう。


リンクスの前足。でかい。こんなんでばりっとやられたら・・・。


獲物の一覧表示。リンクスの大きさがよくわかります。一枚800ドルくらいから市場に下ろすそうです、ほほぅ。ツアーに乗り合わせたキャリア・マダムの目がキラーンと光ったのを見逃しませんでした。おやつとコーヒーをいただいて帰途へ。現地には1時間半ほどいたのかしら。


あぁっ、また映画のワンシーンみたいな!!


記念撮影。


帰り道、気が緩んだのかパイロットさんの運転が荒っぽくなり、道中何度かヒヤっとすることが。あぁ、ホテルが見えてきた。


お疲れ様でした。小さい体でよくがんばってくれましたね!


夕方、また別のトレイルを歩く。現地午後8時。


夕飯はハリバットとサーモン。ハリバットは「ふーん、こんなもんかー」というお味でした。オーロラ風ソースを掛けなくちゃダメなのかもね。

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