入笠山→尖石縄文考古館→茅野市民館 登山と日帰り温泉と土偶に触れる新宿発着日帰りの旅の巻

この春一緒にドイツに行った甥っ子とその母親(私の姉)と入笠山に登ってきた。先週「姉ちゃん、千曲川沿いはどう? 大丈夫?」と声かけたら、「うん、こっちは大丈夫なんだけど、みんな被災モードで疲れちゃった。遊びに行きたい!」とのこと、わかるーそれもわかーるー、市ヶ谷のアレクサにおまかせあーれー。というわけでご所望の入笠山へ。天気予報によればその日のお昼過ぎから曇りだすとのこと、特急あずさが富士見駅に到着する9時スタートであればなんとか天気が持つことでしょう。

入笠山

入笠山は、長野県諏訪郡富士見町の富士見パノラマリゾートの奥にある山。初級者向けコースで、富士見パノラマリゾートのゴンドラ山頂駅からゆっくり歩いて60分。山頂駅からは遊歩道が整備された湿原を抜け、その後坂が続くけど、キリッとした柴犬もふわふわ着飾ったパピヨンも、ちびっこもおじいちゃんたちも歩けるお山。

山頂に立つと、八ヶ岳からぐるっと回って富士山、甲斐駒ヶ岳、北岳、仙丈ヶ岳の頭がちらっと、伊那谷の向こうに恵那山、御嶽山、「あれ乗鞍だよね、もしかして槍見えてるんじゃない?」な北アルプスから目を下側に下ろすと諏訪湖が見えるという大展望。

目の前に八ヶ岳。裾野が広い。伊藤理佐先生の生まれ故郷はこのあたり。

逆光でわかりにくいですが、富士山、甲斐駒ヶ岳。マークスの山側。

中央構造線が走る伊那谷。右側奥にあるなにかが吹っ飛んだような形状の山が御嶽山。

「あれ、槍だよねぇ・・」の雪山から斜め右下に諏訪湖。

初心者向けのお山だけど、眺望の良い山頂に辿り着けるという達成感が素晴らしい。お山初心者の姉も甥っ子も満足しておりました。しかし下山の道で二人は「膝が笑うーーー」「筋肉痛がーー」などと。この車社会ファミリーめ!

尖石縄文考古館

その後、ノープランの我々(市ヶ谷のアレクサ、準備不足でした)は、富士見パノラマリゾートでランチを済ませ、近くの日帰り温泉で体をほぐし、さて、私の電車の時間まであと4時間をどうしようと、小淵沢の道の駅に行くか茅野に戻るか悩む。「茅野駅にすごくかっこいい図書館があるからそれを見に行こう」と茅野駅方面に車を進める。

茅野駅近くの無料駐車場に停め、駅に向かって歩き始め、駅前ビルの外壁に目をやると縄文時代の土偶の大きなポスターが貼ってある。この土偶ですわ。

ときめく縄文図鑑

「土偶・・・見たい」「今四時だよ」「博物館は5時まで。駅から車で15分ってある、ギリギリ行ける」「えぇーー姉ちゃん別に土偶に興味ない」「みんなの分の入館料出す」「行く」というわけで駐車場に戻り、車は北へ。

尖石縄文考古館ってばおしゃれ建物。もっとしょぼい建物を想像していたのに、とても気の利いたデザインで、茅野って裕福な自治体なのかにゃ? 

この博物館の目玉は「縄文のビーナス」と「仮面の女王」なんだけど、どちらも別の博物館に出張していて、その日に展示されていたのは精巧な作りのレプリカでした。レプリカではありましたが、正直レプリカでも十分楽しめるもので(ごめんなさい・・・)、館内も出土したレプリカか近所の小学生が作った縄文っぽい土器か判別しない渾然一体とした陳列で、「これが時空の歪みか」などと感心しているうちに展示室の隅っこから諸星大二郎の絵柄の人物が出てきそうな気持ちになってくる。

考古館の外は竪穴住居を復元した広い広場になっていて、道路を挟んで向こう側は尖石遺跡という名の原っぱ。伊藤理佐さんの漫画で、「家を建てようとして庭を掘ったら、土器が出てきてどっきどきー」というエピソードありましたが、本当にこのあたりはざっくざくと出るんですねぇ。黒曜石が採れるのもこの辺でしょう。生まれ故郷なのに長野県のこと全然知らないなーと自分で自分に驚いた。

茅野市民館

茅野駅に戻り、車を停めて茅野駅併設の「茅野市民館」へ。美術館でもあり市民ホールでもあり図書館でもあるという市民の憩いの場。2005年開業。設計は建築家の古谷誠章、日本建築学会賞、日本建築家協会賞、日本芸術院賞の素敵な建物。でも天井高&ガラス多用で光熱費のことがほんの少し心配!

図書館。

中庭から見る図書館。

建物北側から見た外観。

特急あずさで茅野駅通る旅にこの建物を見ていましたが、実際に降りて中を歩いたのは初めて。大学かなにかかと思っていたけど、市民のための建物だったのか。

そこの併設レストランが、ゆったり過ごせる内装のこれまたおしゃれなレストランで、グラスワインを頼んだら、大ぶりのワイングラスたっぷり注いでこられて「え、これで税込550円でいいの?」という経営を心配したくなる量。しかも美味しい。あぁ、心配! 茅野市の方の算数苦手っぷりがちょっと心配! 「年内にもう一回登りたいですわね」などと約束し、満腹の我々は茅野駅で解散したのです。軽登山目当てで富士見駅に降りる方は多いと思いますが、登山以外にも見どころ豊富な場所なのみんな茅野に行こう! 

で、あれです、帰ってきてすぐこの土偶図鑑(山と渓谷社の出版)(ただいまkindle unlimited で開放中)を読み、土偶にはまる人の気持がわかるわぁと思い至ってる次第です。しみじみ。

ときめく縄文図鑑

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