HERMESのカードケース「カルヴィ」をお財布として一年間使ってみた話

去年の大型連休に広州香港愉快な鉄道の旅をした際、最後に香港国際空港のエルメスで買いました。空港免税価格が日本の店頭税込価格と同じという衝撃に打ちのめされたあの夜です。そして、Dr.コパが「今日が財布使い始めるとよい日ですじゃ」とおっしゃった2019年5月15日から使い始めました。

これが使用当初の写真です。
下側にある水色のものは、フェルトで作ったお手製の小銭入れです。

しかしこの小銭入れ、口を閉じるようにしなかったため、小銭がバランバランと飛び出す青春な不具合が。ボタンで留める蓋やら、面ファスナーの蓋を作ったりといろいろ試しましたが、蓋があると今度は開けるときにモタモタしてしまい使い大変に勝手悪い。小銭入れを別に持てばという解決策はナシです、荷物が増えますやん。

そこで我が家の天井近くに放置されていた「今捨てるまででもないが、人生であまりもう用はないのかしらどうかしら」の愛媛みかん箱をひっくり返したら、薄手のショリショリした手触りのビロード地のカルヴィぴったりサイズの小さい袋がでてきました。しかも内側は化学繊維で補強されていて、小銭入れにぴったり。少し大きめなので口の部分を折り曲げることができ、小銭の放出を防ぐことができグッド。断捨離しまくらなくてよかったと愛媛みかん箱に感謝しました(その箱は今は無印良品のやわらかケースに変貌)。

折よくキャッシュレス化も進んでいる昨今、カルヴィのなかにお札は千円札1~2枚、ユキチの顔などが印刷されている大きめのお札は、革の札入れに入れることに。これはお出かけ時に持ったり持たなかったり。

この札入れは、銀座の着物着たマダムが「あら、としこちゃん、なにか食べて帰りなさいよ」と帯の間からすっと出してお小遣いをそっと渡すような仕様のものなのですが、中仕切りの板一枚だけのシンプルな設計で私に大好評。ここでカードが入るよう仕切りがついたりするとまた重くなるじゃないですか。素晴らしいシンプルさですよ。

カルヴィひとつではさすがに現代社会で生き抜くには少々大変ですが、そこは札入れなどで補完すると吉ですぞよ、というお話でした。なお札入れは銀座いせよしさんかえり善さんで買った三千円くらいで買った記憶が。楽天で買うならこんな感じのお品物になります。ご興味ありましたらどうぞ!

 

カラビナひとつ、携行食ひとつひとつの重量を慎重を確かめるヒマラヤを目指す登山家のように、g単位でおカバンの中を軽くしたいものですね、そう鞄病だから。だけど外出自粛制限の日々が続くと、鞄病もどんどん薄らいでいってしまって経済に貢献できず大変に残念です。あぁ残念!!!

 

まぁでも、こういうミニマム財布が持てるのって、キャッシュレス化が進んだ首都圏で暮らしているからであって、地方に行ったらそうはいかないですよね。わかってます、わかってます。

 

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