ちはやふる長谷川町子とヤンソンと/松屋銀座「 ムーミン75周年 ムーミンコミックス展」

全国巡回展です。開催情報はこちらをご覧ください。
https://moomin-comics.jp/schedule/

ムーミン・コミックスは、ムーミンの作者のトーベ・ヤンソンの弟ラルス・ヤンソンが引き継ぎ、1954年から1974年までの20年間新聞に連載されたものです。この展示では、トーベ・ヤンソンのしごとをたどりつつ、弟ラルス・ヤンソンのコミックス作品を大きく取り上げ、姉弟の作品を一同に楽しめる内容になっています。

額装された原画が鮮やかな色の壁に同じ高さで最後まで並んでいる。誰かの部屋のような空間。しかし新聞連載コミックスなので、そらもう展示のひとつひとつが小さく、会場が薄暗く、おぉぉ、ローガンなキョーがないと最後まで見切ることができそうにないので、そういったお年頃の方はぜひローのガンキョーなどをお持ちください。

意外と混んでいたので、途中からじっくり読むのは諦めて要所要所で立ち止まりつつ観覧。最後にたどりついた物販会場は圧巻。あちこちから「かわいい」「かわいい」という声がさざなみのように寄せてくる。あの帆布のコスメポーチ、ヤーマンセットを入れるのに丁度いいななどと物色する。オンラインショップでもいくつか買えます、アイテムの幅が広く迷っちゃいますよ。複製原画やアートキャンバスパネルなんかがすごくよくてですね、あれはほんとういいですね、売り切れでしたけどね。

展示物はじっくり家で楽しもうと、コミック誌仕立ての図録を買ってきました。トーベ編とラルス編で分冊されている粋な図録セットです。英語の勉強しながらぼちぼち読んでみようと思います。アートディレクションが素晴らしく洗練されており、そのあたりも見応えありました。機会がありましたらみなさもぜひ足を運んでくださいませ。松屋銀座は10月12日まで。

 

トーベ・ヤンソンも長谷川町子も同時期を生きたクリエイターウーマン。サザエさんもムーミンも、後半になればなるほど目が大きくなり、線がシンプルになっていく。時代が近いから扱うネタが近いものがある。どちらも男性とは結婚せず、長谷川町子に至っては「結婚はしたいけど、いまの生活を手放してまではしたくない(うろ覚え)」と堂々と言い放ってるし、トーベが女性のパートナーと夏は小さい島で猫と一緒に過ごした話は有名。彼女たちが切り開いたさまざまな地平(女性のキャリアつくりとか、イラストやコミックスの可能性とか、キャラクタービジネスとか、家族でつくる権利保護団体としての組織づくりとか)に思いを馳せながら、濃厚なチョコレートアイスクリームを食べて帰りましたとさ、おいちかった。おしまい。

 

しかしあの展示を見ていると、フィンランドに行きたくなりまよねぇ。フィンランド旅を思い出したりもしました。

今日は帰国日という日に、ヘルシンキの海を一周する遊覧船に乗りました。トーベが夏に暮らしたのと同じサイズの小さい島をたくさん見られたし、それらに必ずかわいらしいサマーハウスが必ずのっかっているのです。ああいう小さい島で、トゥーリッキさんとの写真を撮ったんだなぁと見つめたりしました。

ヘルシンキのデパートの中にあるムーミンカフェにも立ち寄りました(紙ナプキンとコーヒーカップがムーミン柄程度の、そんなにキャラクター演出に熱意がない、タリーズみたいな内装と価格帯のお店でしたが)。あのときのわたしは日本橋タカシマヤのポケモンセンターの奥のポケモンカフェにやってきて始終ソワソワワクワクしている欧州人みたいなものだったのでしょうか。どうでしょうか。早くピカチュウのグリーティングが復活してほしいものです。

はぁ何を話してもピカチュウに帰結しちゃう、サザエさんとムーミンが切り開いたキャラクタービジネスめぇえ!

 

ど田舎うまれ、ポケモンGOをつくる

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