高校生の甥っ子にどうじゃろうかと思って読んでみたけど、もうちょっとお若い世代のちびっこがドンピシャかもしれませんん。
本書は「いまのちびっこたちのほとんどは、現在存在していない職業に就くだろう」という文章から始まります。甥っ子なんかももちろんそうでしょうし、私だって父親や母親が知りも知らなかった職業に就いたし、ていうか私が社会人になったとき存在すらしていなかった職業に就いたし。
本を読んでみての感想は、明るい未来をガンガン生み出していく職業と、ディストピア構築を補完するような職業がまだら模様に紹介されていて、あぁ未来とはと天を仰いだ。ハラリ先生の「21 Lessons: 21世紀の人類のための21の思考」とあわせて読むと、よりくっきりするかもしれません。
いずれにしろテクノロジーの近くにいたほうが、彼が職業キャリアを積むという点では未来は明るそうですね。さてさてどんな近未来がやってくるかしら?
しかし信じられない、太平洋戦争が終わった年から私が生まれるまでの時間と、エヴァンゲリオン第一話が放送されてから完結するまでの時間が、そんなに大差ない長さだなんて。信じられないー。