スヴェトラーナ アレクシエーヴィチ 「ボタン穴から見た戦争」
1941年にナチス・ドイツの侵攻を受けたソ連白ロシア(ベラルーシ)では数百の村々で村人が納屋に閉じ込められ焼き殺された.約40年後,当時15歳以下の子供だった人たちに,戦争の記憶がどう刻まれているかをインタビューした戦争証言集.従軍女性の声を集めた『戦争は女の顔をしていない』に続く,ノーベル文学賞作家の代表作.(解説=沼野充義)
「戦争は女の顔をしていない」は戦争に従軍した女達がテーマだったけど、これは銃後の子どもたちの戦争証言集。1930年代に生まれたひとたちが多く、ご存命の方もまだ多くいらっしゃるでしょう。下手するといまこの文章を読んでいる方の親御さんと同い年の方もいることでしょう。
バルバロッサ作戦で始まった独ソ戦、村人を焼き殺すだけでは飽き足らず、パルチザンの家と目された家に人間が誰もいなかったときは、その家の猫や犬を殺したとある。猫を!? 猫を殺して一体なんの戦果となるのだ。馬鹿なのか。
こんなおぞましいことがなぜ同じ人間に対してできるのか、これほど大規模になぜ行ったのか、ヒトラーひとりを狂人としてすべての責任をおしつけるのは少し無理があるのではないか、いややはりヒトラーが悪いのか。悪魔のような男だと認識しつつもドイツ人はそれに乗っかったのか。
こんな馬鹿なことは二度と起こしてはならない。読もう、スベトラーナが書いた本を!
チェンソーマン
秋アニメの目玉作品のひとつ「チェンソーマン」の第一話を見た。あらあら、少年が悪魔と契約し大変なことになっちゃうのね、気になるわ、漫画としても読んでみたいわと週刊少年ジャンプのアプリを覗いたら、全話解放中だったので読んでみた。
なるほど、パワーちゃんかわいい、マキマさん怖い、主要人物だと思っていたひとたちが結構なハイペースで死んでいく。いやはや、最近の少年漫画は大変ですな、みなさん夢中になるはずですな! 舞台は1990年代の日本だそうで、描写されているいろいろなものの値段に郷愁を感じた。
それにしてもパワーちゃんかわいい。巨乳じゃなくて安心した。
自分を変える方法――いやでも体が動いてしまうとてつもなく強力な行動科学
習慣化大全という本がありますが、もしかしてこの本と同じ内容なのかもしれません。読み終わって、「これで自分の行動も良い方向に変われるのかもしれない!」というポジティブな感想と、「ここまで長く引き伸ばし、すべてを細かく噛み砕くて読者を説き伏せる(というか屈服させる)手法の本って多いけど、なぜ?」という読書感想が残りました。
手に馴染みやすいソフトカバーで、紙面レイアウトも気が利いていてよい本です。ご興味があればぜひ。
今週のまとめ
・三連休を中心に食べすぎてしまい、その後の体重調整が大変だった。
・映画を一本も見ていない。
・任天堂スイッチで運動を始めた。
・円安加速、ドル一強というかなんというか。
・インバウンド再開