ダウントン・アビー、その後 カズオ・イシグロ「日の名残り」/ドラマ イタリア総合病院物語「DOC」

日の名残り (ハヤカワepi文庫)

なるほど! ダウントン・アビーの描かれなかったエピソード7はこんな感じだったのではないか。

物語は1956年7月から始まる。アメリカ人の主人に「僕のフォードで小旅行に行ってみたらどうだろうか」と進められた老執事のスティーブンス。彼の執事人生の黄金期である1923年頃の屋敷の様子を思い出しながら、イギリス西部へ向かって彼は車を走らせるのであった・・・・

日の名残り (字幕版)
アンソニー・ホプキンス主演で映画にもなっている。

「一言で言えば」とまとめてしまうととても残酷な一言になってしまうので割愛しますが、大人にならないと良さがわからないたぐいの良い物語でした。しかし「日の名残り」とはみごとなタイトル。感銘を受けたといわなければなりますまい。早く映画も見てみたい。

 

「DOC(ドック) あすへのカルテ」

毎週、イタリア総合病院物語ドラマ「DOC(ドック) あすへのカルテ」を楽しみに見ています。あの海外ドラマ枠の時間帯、さすがに選りすぐりのものが登板してきて素晴らしいですわね。「アストリッドとラファエル 文書係の事件録」の時間帯ですわ、奥様。自閉症の主人公のアストリッドの声を貫地谷さんがあて、ベテラン声優勢が彼女を頼もしく支える良作でした。作中、ちょいちょい日本の文物が登場するのにニヤニヤしたものです、日本茶とか盆栽とか箱根寄木細工とか。もっと流行れ、山形鋳物の鉄瓶!!!

さて、イタリアではイケメンの類型が限られているようで、ヤングイケメンとイケオジイケメンが白髪の量でしか見分けがつかないほど似ています(アンドレア・ファンティとロレンツォ・ラザリーニ)。イケオジイケメンも複数出ていますが、年代が近いよく似たイケメンが二人でており、そちらは瞳の色で区別するくらい。でもイタリアのひとたちにとっては、すべて別のイケメンとして目に映っていることなのでしょう。
坂口健太郎と向井理と星野源が共演している日本のドラマを輸出しても、イタリア人には見分けがつかないでしょうし。

 

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