ジロ・デ・イタリアが始まったので、読書量や映画量が激減しています。5月のイタリアは美しい。
狼のしあわせ
表紙のイラストがいい。ぐっときた。手にとって読んでみた。ぐっときた。
離婚したばかりのイタリアの中年男が山小屋の暮らしで人生を取り戻すお話・・といってしまえばそれまでなんですが、地図をたどりながら読むと大変な臨場感。魂のロードムービー。表紙画は奈良在住の画家の植田陽貴さん。個展があればぜひ行ってみたい。早く良質な90分映画になればいい、なればいいのに!
正倉院のしごと 宝物を守り伝える舞台裏 (中公新書)
シルクロードを経てやってきた品物が多いイメージですが、実際は収蔵品の9割以上は国産品。世界でも遺跡からさまざまな遺物がでてきますが、それはだいたい出土品。1300年も前の品物が、木でできた建物で良好な状態で保全されてきたというのは世界的に見ても稀なんだそう。そんな人類の奇跡を丁寧にわかりやすくやさしく紐解いてくれています。秋の正倉院展前にぜひ読んでみて!
日本橋高島屋「開館25周年記念展 京都 細見美術館の名品 -琳派、若冲、ときめきの日本美術-」
日本橋を歩いていたら、ものすっごい入れ墨をいれた白人男性がニコニコしながら黄色のポケモンセンターの袋(大)を下げているのをみて、良きかな良きかななにか新作あるのかなと日本橋高島屋SCに立ち寄ってみた。新館から本館を経由してポケモンセンターに行く途中の催事スペースで美術展をやっていたのでその物販を覗いてみた(ここは無料で入れる)。そこで手に取った図録の内容が大変にゴージャス。「え、百貨店の、こんなスペースの、美術展で、これだけの展示を?」と疑問に思ったわたくしは入場券を買い求め、早速潜入してみたのでした。
凄まじかった・・・若冲たくさん・・若冲がたくさん・・・!!
想像もできなかった量で、若冲がたくさん!!
京都に行ったら細見美術館に行けばいいのですね。わかりました。メモメモ。中村芳中という日本画家の存在も知った。この版画を早晩購入したいものです。
ヒツジのいらない枕
ビッカメで試着?したら具合がよかったので、買ってみた。しかしびっくりするほど重いので、通販推奨。実物を触っていただくのが一番なのですが、謎にふよふよしているのです。しかもシャワーで洗い流せる素材。なんだこれは。帰宅して枕カバーをセットして、ベンチの上に置いておいたら猫が早速使っていた。いやウカちゃん、君のじゃなくて・・・ふよふよ・・ふよふよん・・・・。
歩くこと、または飼いならされずに詩的な人生を生きる術
いま読んでいるのは、ノルウェーのお話。物語はノルウェー第二の都市・かつてハンザ同盟の本拠地があったベルゲンから始まる。
ベルゲンはよかったなー、もう一度行きたいな。今度は極北の駅からベルゲンまで下るコースをやってみたいな。早くなんとか折り合いのつく為替になれーーー。