キリアン・マーフィー2002-『28日後』

28日後...特別編
ゾンビ映画の棚にあったけど、その分類の映画というよりは、もう少しいろいろな要素があったのではないかと思った『28日後』。見終わった後、「うわー、こんな映画だったのか!」とおのろいた。
あらすじ-Wikipediaより。
動物愛護活動家が医療科学研究所を襲撃した。研究員はチンパンジーが危険な感染症にかかっていると警告するが、活動家は耳を貸そうとしない。檻から出した途端、チンパンジーは研究員や活動家に襲いかかった。
感染すると数秒で脳に侵入して精神を司る部分を破壊し、「凶暴性」を剥き出しにしてしまうウイルスが発生、ロンドンはゴーストタウンと化していた。

そんな中、主人公のキリアン・マーフィーたちご一行は、軍が救援活動を行っているという土地まで車で行く。人間たちはばたばたくたばっているというのに、イングランドの湿った美しい緑の森や草原といった景色! 荒廃するのは人間がこしらえたものだけなのよね。ねー。んで、映画のラストはたいそうさわやかで「うぉー、こんな映画だったのかー」とひとしきり吠えた後、DVDのメインメニューに戻り、もうひとつのエンディングも見てみたら「えぇー、なんじゃこれー」という180度違う結末! アメリカではこの別バージョンのエンディングをエンドロール後に上映したそうですが、むー。なかなかすごいものがあるわよね。
監督は『トレインスポッティング』のダニー・ボイル。あの映画でどうしようもないヘロイン青年を演じた若くてヒリヒリしていたユアン・マクレガー・・・最近ダニエル・カールさんに見えることがあります。
キリアン・マーフィーは、病的なまでに色が白く睫毛が長く、存在自体が大変危うく美しく、あたいが小娘だったら半裸のシーンで失神しちゃうわね。彼は『バッドマン・ビギンズ(このバッドマンが一番好き)』でプラダ眼鏡をかけ、『プルートで朝食を(ものすごくいい映画!)』で主人公を演じてます。本作では、若いときにしかできない役を見事に演じていたと思います。
ヒロインはナオミ・ハリス(ちょっとI編集部のSさんに似てる)。この人どっかで見たことあるなーと思ったら、パイレーツオブカリビアンの預言者ティア・ダルマさんではないですか! ふむー。
今回は、今週『28週後』を見るために予習してみました。やだなぁバッドエンディングだったら・・・。あたいハッピーエンドが好きよぅ。

6 COMMENTS

カヲル

日本でも別バージョンのエンディングを
やってた館もありましたね。
コレが見れるならスガやんホラー系も
全然大丈夫ですね。。
28週後はロバート・カーライルの
イギリスダメ親父が見ものです。

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スガ

>28週後はロバート・カーライルのイギリスダメ親父が見ものです。
ロバート・カーライルが出るとカヲルちゃん日記で知り俄然見たくなり、『28日後』を借りてきた次第。待ってろよ、ロバート・カーライル!!!
でも、これホラーなんだ。ふーむー。

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カヲル

コメンタリーを聞いていたら
監督と脚本家は相当なゾンビ好きでした。
この映画そのものが「ゾンビ」のオマージュで上手い具合にいいところを
使ってます。

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スガ

へー。私は「ゾンビ」という映画を見たことがないもので。。今度挑戦してみます。オマージュ箇所がわかるといいのだけど。

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