オシム監督の話/終わらぬ「民族浄化」セルビア・モンテネグロ


終わらぬ「民族浄化」セルビア・モンテネグロ
集英社新書のサイトから引用。
一九九九年のNATO軍の空爆により、コソボ紛争は公式には「終結」したことになっている。しかし現地では、セルビア系の民間人が三〇〇〇人規模で行方不明になるなど、空爆前とは違った形で「民族浄化」が続き、住民たちは想像を絶する人権侵害の危機にさらされている。また、空爆による劣化ウラン弾の被害は甚大で、すべての回収には一〇〇年を要するという。
 本書は、空爆終了後六年間にわたって現地に通い続けた唯一のジャーナリストが、九・一一やイラク戦争の開始以降ほとんど報道が途絶えてしまったセルビア・モンテネグロの現状を告発した、渾身のルポルタージュである。

木村元彦さんのこの新書、何日もかけて読んでいるのだけど、目を覆うような箇所が多くてなかなか進めない。ちょっと読んで、人間はなんて愚かなことを、と思い止まってしまい、仕事鞄の中に放り込んで、また別の機会に移動するとき鞄の中から取り出してページをめくり、また絶望的な気持ちになり、鞄の中に再び戻す・・・の繰り返し。文明社会?に暮らす私たちの視野のなんと狭いことか。

その木村さんといえば、『オシムの言葉』の著書がありますね。今、NHKでオシム監督とジェフユナイテッド市原のドキュメントをやっていて、胸がキュンとなったよ。
誇り』、『悪者見参』、『オシムの言葉』は、木村さんの「旧ユーゴサッカー三部作」なんですってね。『オシムの言葉』しか読んだことないけど、今年中に読んでみたいです。

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