ドルコスト平均法というけれど／アラスカ旅行記その３－旅の支度・お荷物編

旅行中に107円から109円まで一気にドル高が進みましたね、進みましたよね！！！　なんじゃこらぁ、2007年の円安と2014年の円安はだいぶ事情が違うんじゃないでしょうねぇー、こんなことなら有楽町大黒屋でもっと米ドル買っておけばよかったぁぁぁっとデナリ国立公園の中心で円安を嘆く。さて、以下に持っていってよかったものをお知らせします。

【持って行って良かったもの】

ワインのボトルストッパー。今回は２連泊＋１泊＋２連泊という日程。最初のホテルに入るとき、でっかいスーパーに寄る時間があったのでそこでブリュットを一本買いホテルで２日で飲み干した。だってだってだってーホテルのお部屋に冷蔵庫ないっていうんですものー、ホテルのまわりにお店もなんにもないっていうんですものー、アルコールはレストランで飲むことはできるけど一切施設内で販売してないっていうんですものー。ブリュットの瓶を選んで大正解！　次に泊まったホテルも、大きな立派な施設で売店もしっかり営業されていたけれどアルコールは売っていませんでした。こうやって見ると日本ほどアルコールに寛容な国はないんじゃないかしらー、寛容というかだらしないというか。

モンラックワインのコップ。キティちゃんのポーチに入れて運びました。頑丈でした！　よくがんばってくれました！　ホテルの部屋に紙コップは常備してあるんだけど、それじゃぁちょっと味気ないですものね、量的にもがぶ飲みしなくてはいけないですし。ちょうどよいサイズでよかったです。

双眼鏡。このくらいの簡単なものを慌てて買って持っていったけど、氷河やツンドラ地帯で動物を探す時かなり役に立ちました。

三脚とレリーズ、そしてカメラとレンズのマニュアル。撮影情報は現地でネットで調べようーと思っていたら宿泊地、なんとオール圏外！！！！　Wi-Fiはおろか、携帯電話全般圏外！！！　ネットに接続しない48時間をまるまると堪能してきました。それは構わないのですが、撮影テクを何も知らないまま現地に乗り込んだわたくし、夜空の撮影練習もまともにしていかなかったので、どうやればオーロラが撮れるのかまったく見当もつかない。確かISOと露出となんとかを調整すればいいんだよね・・・マニュアルに星空の撮影方法くらい載ってるよね、とページをめくるもどこにも載ってない。かろうじて「打ち上げ花火を撮影するには」という説明が３行ほどあるのみ！　この３行を頼りになんとか撮影したオーロラ写真がこちらになります。

あぁ、絞りって露出ってISOってそういう意味だったのね・・・。ヘレン・ケラーが「Water」と叫んだあの日のように、カメラというものの仕組みがよくわかった一日でございました。マニュアル大事！　本当にデジカメのマニュアル持っていってよかった・・・。

好きな小説と漫画と映画詰め込んだiPad。「旅行は好きだけど、飛行機にはなるべく乗りたくない」私、今回、787の機内サービス「SKY MANGA」で往路はずーっと電子書籍漫画を読んでいました。「キングダム」でしょー、「ベイビーステップ」でしょー、「俺物語！！」でしょー、「海月姫」でしょー、うふふ。機内放送の映画が不作ということもあり、ニヤニヤと漫画読み続けていたんですが、えっ、なに、もうアリューシャン列島上空？、ってなくらいあっという間に時間が過ぎました。そして帰りの飛行機では、アンカレッジ空港のWi-Fi使ってダウンロードした「海月姫」の続きを数巻分ダウンロードして復路もニヤニヤと漫画読み続ける始末。

でも「SKY MANGA」にゴルゴや島耕作なんかのサラリーマン漫画を入れておくと喜ぶ人が多いじゃないかしらー。なんというか小奇麗なラインナップなのよね、若い人向きというか、漫画読むであろう人の好みを超最大公約数にしてみましたというか、おじさんたちは何読めばいいんじゃぁというか。

映画はiTunesから「イントゥ・ザ・ワイルド」をダウンロード購入、サンドラ・ブロックの「あなたは私のムコになる」はレンタルして現地で鑑賞。目的地を舞台にした作品持っていくとテンションあがるですよ。次回、香港に行くときは、えぇそらもう「インファナル・アフェア」を全話持ち込みますとも！　この映画の中の香港はもう残ってないかもしれないけどね。

好きな香水と高めの化粧品。ホテルの移動が続くと潤いがなくなってくるので、普段使わないようなちょっと高い化粧品や、いいにおいのするものを持って行くと心が和みますな。なんというか甘やかなものを欠かしてはいけないのですよ、女性という生き物は。

爪切り。↑この商品ではないのだけど、アメリカのTRIM NAIL CLIPPER という切れ味鋭い爪切りをかれこれ20年ほど愛用してます。私の爪の先は柔らかく、すぐ割れるので滞在中なにかやらかすじゃろうてと思い荷物の中に入れておいた。これが便利。爪切りだけではなく、「なんでっ、アメリカ人はっ、こういうっ、切り込みのないっ、袋にっ、ソースを入れるかなー！」などというときも、刃先をアルコール消毒した後にハサミ代わりに使ったりしました。

ミズノのブレスサーモ。ごめん、やっぱ、ユニクロのヒートテックの比じゃないっす、全然ぬくいっす、肌が乾燥しないっす。５年以上前のある晩秋、あまりに寒すぎて百貨店に駆け込み、「暖かいババシャツくださいー」と店員さんにお願いしたところ紹介してくれたのがこちらのブレスサーモでした。何年も着ているけどへたる気配が全然ないです。

とかいったあとにユニクロの暖パン。こういうかっこいいアウトドア用のオーバーパンツ（というの？）があればいいんだけど、そこまで余裕がないのでユニクロの暖パンを。冬の間は防寒部屋着として使ってますが、今回の旅では、気温－２度の真夜中のオーロラ観察に、強風の氷河クルーズに、大活躍！　でかした自分！　

たためるウインドブレーカーも役立ちましたよ。空気の層を多重に作るときに重ね着するのに具合よかったです。

【持って行かなくても良かったもの】

レストラン用のおめかし服。モノの本には「レストランではジャケット着用を義務付けられているところも多い」というので、シワにならない素材のワンピースとそれにあわせた靴を持ち込んでいきました。
が、アラスカでワンピースの出番があるかーあるかーあるかー（コダマしてる）。アンカレッジの街なかの現地最先端のシャレオツレストランにもパタゴニアのゴアテックスで入店してなんの問題もなかったわー、隣の席ではSEX AND THE Anchorage みたいな美女軍団がいたけど、それでもあたい、あたい、ゴアテックス脱いでＴシャツでゴハン食べられたよー。山岳リゾートの各ホテルでも同様でしたよー。

【持っていけばよかったもの】

デジカメのブロワーや清掃用品。持っていったレンズが接触不良起こしたり、途中で派手に砂地ですっ転んでカメラ汚したりといろいろやらかしました。ワンピースは持っていかなくてもよかったから、カメラのお手入れ道具は持っていくべきだった。あと、そういう道具をふらっと買おうにも、そういうものを扱ってるお店があまりないし、あったとしても立ち寄れるかどうかはわからない、なにしろ団体旅行なものですので。

現金・・・・はどうだったんだろうか。もっと持っていくべきだったのだろうか。現金25000円分をドルに両替して持っていきました。クレジットカードを併用しつつ、2ドル残したのみで概ね使い切って帰ってこれて満足。
個人的には米ドルは１ドル100円くらいでちょうどよい気がしてるのですが、それが一気に107円から109円にまで！　しかしその9円分が消費税相当だと思えば、まぁーなくもないかな、という感覚ではありました。ミネラルウォーター500mlが1本75セント～1ドル（空港では同じものがなぜか2.5ドル）。やっぱり日本って物価が高いのかなー、ふむー。ドルコスト平均法っていうけど、一回の旅行分のお小遣いを小出しに貯めてくのもバカバカしいしねぇー。為替はよくわからんのぅ。

浜矩子てんてー！！！