社会契約論ってそういうことこだったんだ会議!/副島隆彦「余剰の時代」

余剰の時代 (ベスト新書)

また「日本は経済的に滅亡する!わーわーわー!いまこそタンジブルアセットだ!」といった内容の本かと思ったら、思想の本だった! 

「もうね、八十年に一回は人類はどうしたって戦争を起こすのよ、戦争経済ってのは戦時経済って意味じゃないのよ、戦争そのものが経済って話なのよ、やつらがいってる社会契約ってのはああいうことよ、そんでフランス革命ってのはそういうものだったんよ、それに真っ向から反対したのがヴォルテールでね、こりゃぁ立派な思想家なんじゃよ、で社会契約論をつきつめてくと余剰人員をどう整理するかっちゅー話になるわけやね、それ以上は言わないよ、わかるな? わかるんだな(最後はピストン西沢調で)」と、時代を縦断しながら西欧思想を理解するためのテクストでした。割りと眼から鱗が落ちる内容でした。前半が難しかったので時を置いてまた読み返したい。

ヴォルテールもいいけど、ボルベールもね。あれはいい映画じゃった。

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