※旧岩崎邸庭園で撮影(2019年夏)。
私が就活する時代にこの本を読んでたら、間違いなく、三菱の関連会社に潜り込めるよう全力を尽くしたと思いますね!
弥太郎、弥太郎の弟の弥之助、弥太郎の子の久弥、弥之助の子の小弥太が築き上げた三菱という会社のファミリーヒストリー。渋沢栄一を描く今節の大河ドラマ「青天を衝け」にもいずれ岩崎弥太郎がでてくると思うのですが、そのときは香川照之が演じてくれるといいですね、ぶんきゅーう三年。
土佐藩から見た開国と明治維新の話でもあり、日本の企業史から見た戦争の話でもあり、多面的に楽しめる新書です。福山雅治の龍馬伝を見てきた人は、岩崎弥太郎がずっと香川照之で脳内再生されてしまうと思いますけれども。