今週の本と映画と東京建築祭/「関心領域」、川上弘美など

概況

5/20-5/26 寝かしておいた手続きをエイヤっと片付けたり、夏仕様の寝具に入れ替えたり。その他、本を読んで、映画をみて、近隣を散歩して、午後ザップして、安定した毎日。猫の体重は2.74kg、ヨシヨシ。

芍薬を買ってみた。芍薬を買うのは毎年勝負めいていて、「これ、きちんと花開いてくれるんでしょうね?」と念を押しながら選んで買っている。今回は、全部花開いて素晴らしい美しさを見せてくれた。花びらが少ないタイプのものを選べばよいのかしらどうかしら。この年で初めて会得したコツなのかもしれない。

 


 


週末の新宿御苑が完璧な美しさを誇っていた。

 


 


かわいい空き缶があったので、百均でパーツ買ってきてジュエリーボックスに仕立ててみた。なるほどなるほど、こういう構造で、ふむふむ。実用には正直耐えないであろうけれど、ちゃんとしたお店で渡してくれるケースがちゃんとしている理由が良くわかりました。

そういえば、若い頃、ルイ・ヴィトンのトランクがほしかったのを思い出した。いまほどごろごろがついたキャリーケースが普及していなかった時代のことです。あのトランクひとつに荷物をまとめて、どこでも自由に暮らせれば素敵だと思っていたのです(猫がいるとちょと難しいね★)。そんなことを思い出しながら、ネットを彷徨っていたらあのトランクをそのまま小さくしたジュエリーボックスがあることを知りました。ぎゃんっ。かわいい。小さくて精巧な箱はどこのものだってかわいいね。

東京建築際

https://tokyo.kenchikusai.jp/

音声ガイドをダウンロードして、マップをたどって公開中の建物をめぐりました。有楽町・丸の内から東京駅、日本橋、神田まで歩き、国際ビルヂング、新東京ビルヂング、明治生命館、東京ステーションホテル、三越劇場(入口まで)、三井本館、丸石ビルディングまで。あの時代の建物の優雅さ、素材の贅沢さは独特で素晴らしいですね。いま、わたしたちに、同じことができるのでしょうかどうでしょうか。

映画「関心領域」

関心領域

公開翌日に行った。スクリーンは満席。この作品がいかに注目されていたのかがわかります。あのヘスが主人公だったのかということに見始めてから気がついた。昨年、ナチス・ドイツ関連の本を読んでいたので、特に「ナチスと鉄道」は彼らのいう東方生存圏と、大戦下での工業発展と輸送手段の歴史とその顛末を知ることができよい内容でした。

「サウルの息子」でサウルが死体の灰を撒いたあの川べりが、ヘス一家がボート遊びした川なのです。

すごい映画だった。いやすごかった。映画にでてくる二種類の犬、主人公の母親の判断、あの黒い小さな覗き窓、映画が終わっても悪夢から解放してくれない不穏なエンドロール。歴史に残る作品になることでしょう。

川上弘美「恋ははかない、あるいは、プールの底のステーキ」

恋ははかない、あるいは、プールの底のステーキ

川上弘美の「コロナの時代の僕ら」、そうかーそうきたかー。いつもどこかはぐらかされたような、死の気配がする淡々(あわあわ)としたお話が多い川上弘美さんですが、これはなんというか、人間がちゃんと生きていたのが面白かった。彼女が描く初老というものも新鮮。しかし、人生でいえば少し先輩方の登場人物たちがずっとお酒を飲み続けていたのが頼もしい。肝硬変とかにもならず、なかなか死にそうにない。素晴らしい、見習いたい。

 

【プレゼント/贈り物に】アサヒスーパードライ缶12本ビールギフトセット(ASー3N) [ ビール 350ml×10本,500ml×2本 ]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください