サプライズやっていいのはケーキくらい/結婚式でサプライズを受けた新婦が離婚を決意した話/ティム・ガンのゴールデンルール

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アルファルファモザイク 【悲報】結婚式で寒いフラッシュモブをされた新婦、号泣して離婚を決意

「結婚式でサプライズとか絶対しないでくださいね!絶対にしないでくださいね!!!」とウェディングプランナーを交えて打ち合わせで念を押した新婦。それをダチョウ倶楽部的に「え、やってほしいの? やってほしいってこ? んもー素直に言ってよぅー」と新婦側が解釈したのかどうかわからないですが、披露宴当日、新郎新婦を囲んだ参列者との記念撮影のタイミングで、突然鳴り響く音楽(One Direction とかの)、カメラマン・スタッフ・新郎側の友人たちが踊り出す、ノリノリの新婦、呆然とした新婦がつつーっと涙を流しへたりこみ、「新婦超感激中!大成功ーー!」と理解されたまま宴は終了。花嫁はショックで二次会にも参加せず実家へ帰り寝込み、とうとう離婚を決意した、と。

これな・・・・これは辛いな・・・こういうメンタルの人と一緒にやっていくのは無理だって早い段階で、離婚も可能な状況で気がついたんだからいいじゃないー。がんばって次にはよい伴侶と出会えますように。

だいたいティム・ガン先生もおっしゃっているではありませんか!!

私はサプライズ・パーティーには、断固として反対です。
特に、次元の違う人達が関わってくるとなおさらです。

この花嫁さんも一緒だよね。次元の違う人達が関わってきたんだよ、しかもその震源地は自分の旦那なんだよ。よかったじゃん、ちょっとお金かかっちゃったけど、盛大に気がつけて。サプライズなんてしなくていいんですよ、「あなたのことをちょっと喜ばせたい、あなたの笑顔をちょっとだけ見たいんだ」という思いがあるのなら、ちょっとよいお酒プレゼントするとか、小振りの気の利いた花束をそっと贈るとか、かわいらしい食べきれるサイズのホールのケーキに名前書いてもらって出すとか、猫のおみやげにアメリカでしか手に入らない謎のペットフード(ロイナールっていうのよ、個人輸入もできないの!)を持ってくるとか、その程度でいいのですよ、それはサプライズじゃなくて心配りじゃないですか、心配り範囲でいいんですよ。

で、これ「釣りじゃないの?」という意見をちらりと耳にしました。あっ!そうか!そういうこともあるかもしれないですねぇ。

さらに、なんで「感動の演出にわざわざ素人のダンスを?」とランチタイムに考えていたのですが、NHKで「突撃!アッとホーム」という番組がありましたよね? ああいうのも影響してるんでしょうか? 番組概要はWikipediaから。
「家族」をテーマにしたバラエティ番組である。全国各地の家族を取材したリサーチVTRを見ながらのスタジオトークと、どっきり企画の「幸せサプライズ」で構成する。現在は後者の「サプライズ」がメインとなっており、題材は「家族」に必ずしもこだわらず、「仲間」「友人」「地域」に焦点を当てた企画も多い。
こういう番組を見続けたために「サプライズ」を是とする風習ができたのかもしれません。土曜の夜に何度か、どういう経緯か知りませんが、突然踊りだしたり歌い出したする方たちをお見かけしましたが、アレだ、きつい、正直つらい。

私が見たのは、離島のたったひとりの看護師さん、島のみんなの健康を把握する優しい母親的存在の女性。NHKの取材班がプロフェッショナル仕事の流儀のミニミニ版みたいな番組をつくるのでそれに取材協力してほしいと乗り込むが、実はサプライズ演出までのドキュメントを撮影するため。看護師さんは自分の番組になると思っていただろうに、ロケの終盤で「実はサプライズでしたー!島のみんなで感謝を込めて踊ります!」。
いやー、嬉しくもなんともない。なんで人を試すような真似するの? 素人さんだったら何してもいいと思ってんの? この人、ミニミニ番組になるかと思って時間割いてたのになんて失礼なことするの、テレビってそんなにえらいの? とサプライズを受けた女性の代わりにわたしがテレビの前でふんがーとなりました。でも「こういうのっていいなぁ」と感じる人は一定数以上いるんだろうなー。

この番組の後番組がブラタモリになるわけですね。ブラタモリはブラタモリで、ものを知らない女子アナがおじいちゃんを介護接待するという感じに見えるシーンがたまにあり、なんでこうタモリ倶楽部みたいな爽快さがないのかなと毎回モヤる、爽快さというか豪快さというか。ブラタモリ、中堅男子アナとやったらいいんじゃないの、登坂さんとかさー。もっとお茶の間に放送しづらい感じになればいいのに!

さて、ティム・ガン先生の御本の紹介はこちらから。
大変におすすめです。心が落ち着く処世術の連続です。
【ティム・ガンの眼から鱗の処世術/「ティム・ガンのゴールデン・ルール 人生をあきらめないための18の方法」】

序文がイカしているの。

ハイテク機器が出現し、騎士道精神がとっくになくなり、若者たちが、インターネットの掲示板なら匿名で暴言を吐いてもいいと思いこむなど、悪い方向への変化が加速しています。
しかし、このような無作法の勢いにのまれてはいけません。本書はそのような事態への警鐘であり、思いやり、寛容さ、誠実さへの提言(マニフェスト)です。社会をより有効的で、上品で、攻撃的でないものにするために、みなさんもどうぞ力を貸してください。

上品であれ!人にやさしく! 我が社も社是をこれにしたいものですじゃ。

ティム・ガンのゴールデンルール

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