一年間一体なにをしていたの/日経コンピュータ「なぜデジタル政府は失敗し続けるのか 消えた年金からコロナ対策まで」/コロナショックに寄せて その30

写真は、2021年4月24日日経新聞朝刊一面。

なぜデジタル政府は失敗し続けるのか 消えた年金からコロナ対策まで

これ読んでる。第一章「2020年、日本は敗戦を喫した」では、新型コロナウイルスに翻弄され続けた一年間、HER-SYS、COCOA、G-MIS、雇用調整助成金オンライン申請システム、持続化給付金オンライン申請システム、特別定額給付金オンライン申請システム、ありとあらゆる急ごしらえのオンラインシステムがなにひとつまともに動かなかった事実を列挙。
新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA) の開発からその無様な落着、受託した人材派遣会社の法外なお見積とずさんな開発、誰一人「この予算って相場感あってる?」と確認するひとのいない官公庁。国民の生活を預かるアプリの開発をなぜ人材派遣会社が音頭を取るのか、NTTデータとか富士通とかNECとか日立は一体なにをやってるのかと、ページを進めていくと第二章「電子政府を巡る20年の大混乱」で、「こいつらーーー、1円入札ってこいつらーーーー」と憤りマシマシ。

東京五輪の訪日観戦客のためのアプリ開発が73億と聞いてくらぁっとしたんだけど、持続化給付金オンライン申請システムを769億で委託したっていうんですもの、「うわぁ訪日観客のアプリ安いじゃん!」って思ったのかもしれませんね・・・ってバカー、そんなアプリの開発が70億もするわけないじゃん! ボケーーーー!

ちなみに、持続化給付金オンライン申請システムのしごとは、日経コンピュータの試算ではせいぜい5億の仕事、実際にかかった経費は人件費6億(開発されたひとの時給はいかに)とクラウドライセンスが7億5000万っだったらしいんですけど、750億はどこへ? いったいどこへ? 高度成長期に勢いで作ってメンテナンスもされていないままおっかなびっくり使っている日本中の危ない橋やトンネルを直してもまだお釣りがきそうなその金額は一体どこへ? なお受託したのは「サービスデザイン推進協会」ですよ、覚えておきましょうね。

政府にITのことがわかる人もまともな発注ができる人もいないことがわかるし、火事場泥棒的にアホみたいなバカ高い見積もり作って仕事を請ける企業に良心も誠実さもない。こんな調子で続けていったら「失われた50年」になっちゃうんじゃないのバカじゃないのほんとうにバカじゃないの? 50年って下手すりゃ人の一生分だよ? 

各章の途中で、関わった橋本岳、平井卓也、平将明などの政治家もでてきますが、反省会もやってないですからね、「再発防止に取り組みたい」なんてことすら言ってませんからね。オードリー・タンが日本にいても、彼女の力が発揮できる場所なんて用意されていませんよ。バカじゃないの? 

先進国だと思っていましたが、頑固なクソジジィどもが席を譲らなかったせいで、立派な衰退国となりました、若い人を就職難に追い込んでしまってすみませんでした、就職もうまくいかなかったらそりゃ少子化も進みますね、あれっ、もしかしてそれって「痛みに耐えてよく頑張った、感動した!」がすべての発端だったりする? クソジジィたちがやってきたこの30年の失政・失敗・失策について誰も責任とらず「あ、でもお金だけはもらい続けますけどね、テヘペロ★」というこの国のかたち。あれーもしかして我が国って、打ち出の小槌でもあったりするのかしらーふしぎー。

日経コンピュータ編集部の静かに進みつつも怒りに満ちた筆致をぜひお楽しみください。わたしは荒れ狂いました。

1 COMMENT

ナオ

大阪から初めまして!

キモノミチというブログの文章が楽しくて、こちらに辿り着きました
着物を着たり お酒を飲んだり 野球を見たりはしないのですが、楽しく拝読させていただいてます

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