ギンレイホールにて。
あらすじはギンレイホールのサイトから。
緑豊かな渓谷の町でひっそり暮らす尾崎俊介と妻かなこ。ある日、隣家で幼児殺害事件が起こり容疑者として母親が逮捕されるが、一件の通報により俊介にも共犯の疑いがかけられる… 一組の夫婦が抱える衝撃的な秘密と男女の心情を官能的に綴った異色サスペンス!
真木よう子さんの見えそで見えないほにゃららについて観客一同であぁんと身悶えする作品でもあります。
いま、あたい、荒木飛呂彦先生の「超偏愛! 映画の掟」という本を読んでいます。彼の作品作りにも大変参考になったというデ・パルマとスピルバーグの映画を引用しながら「よい映画にはサスペンスが欠かせない!」と力強く論じてらっしゃる。サスペンスというのはスリルとアクションとかではなく、物語を引っ張る原動力ともなる謎のこと。なるほど、この物語も、作品の中盤、上映開始60分後くらいで「あはーん、なるほどー」と物語のタネが明かされるのですが、残る60分でそこに至るまでの物語が紡がれ、謎が明かされ、なるほどなるほど、こういう事情でオープニングのほにゃららになるのですな、ふむふむ、と。それにしても渓谷の緑の美しさよ。
大沢南朋は普通でよかったねー、普通の中年でよかったねー、というお話でもありました。大沢南朋の全裸が見たかったわけじゃないのですが、大沢南朋の中年中年したたるんだ半裸シーン、あれはサービスショットだったのじゃろうか・・・違うよね、違うよね・・・。あと井浦新さんがよい、田中哲司さんっぽいことを3分足らずの短いシーンでさらりとやってのける、そこにしびれる憧れるぅ!